世界的に需要が高まっている自動車のEV化! 中国の自動車メーカー「BYD」から3モデルが国内で発売される!【東京オートサロン2023】

続距離485kmで440万円! 中国発の電動車専業ブランドBYDが日本上陸!|TAS2023

世界的に電気自動車、EVの普及が広まり注目を集めている中で、中国発のBYDの乗用車が日本で発売されるとの情報が駆け巡った! 東京オートサロンではブースも展開し、1月31日に発売開始されるSUVの『ATTO3』を筆頭に、セダン、コンパクトの3タイプのモデルが並べられた。

SUV、コンパクト、セダンを出展!

“ビルドユアドリームス”を社名の由来とするBYD。自動車メーカーとしては、電動車専門のメーカーだ(本国ではBEVだけでなく、PHEVも設定)。注目は発売間近の『ATTO3』。スポーティなエクステリアが特徴で、メリハリの効いたラインなど、デザイン性の高さがまず目につく。ちなみに、この複雑なパネルは、日本のTATEBAYASHI MOULDING(タテバヤシモールディング)の金型を活用しているように、日本との関連も深かったりする。

フィットネスジムと音楽がテーマのインテリア

車内のデザインは、フィットネスジムと音楽がテーマ。例えばエア吹き出し口はダンベルがモチーフ、アームレストはトレッドミル(ランニングマシーン)がモチーフなのだ。ドアパネルのスピーカー部はギターを連想させるデザインといったように、遊び心に溢れるスタイルなのである。またBYDは、リチウムイオン電池に関するノウハウが豊富(世界No.1の電気自動車販売台数を誇り、EVバスの日本シェアも7割超!)であり、当車でも薄型バッテリーをフロア下配置。その結果後席足元は段差がなく、フラットで広々とした空間が実現した。荷室も全長4.4m級のモデルとしては必要十分で、高い実用を確保しつつ“丁度良い”サイズ感であることも特筆ポイントになるだろう。

車両本体価格は440万円〜

そして何と言っても魅力は価格。スタイリッシュなスタイルに加え、安全機能、運転支援機能を漏らさずに備えたEVでありながら消費税込み価格が440万円なのだ。エンジン車に乗る人には、航続距離485km(メーカー発表値)をどう捉えるかだが、EVに興味がある人ならば気になる存在に浮上するはず。さらにコンパクトカーの『ドルフィン』が今年中ごろ、セダンの『シール』が下半期と、デビューが控えている。2023年は、BYDの電気自動車が日本でも旋風を巻き起こすかもしれない。

スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部/Photos by 佐藤 武 Text by 小松ひろ

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