【乗って試して大調査 #003】初モノ尽くしの最新JEEPは、質の高い乗り味と使い勝手が絶妙! 

3列シートにディーゼルエンジン! ジープ・コマンダーが、ポスト・ミニバン的SUVに名乗りを上げた!?【新車&新作パーツを総力レビュー】

続々と登場する新型車や新作パーツは、どれも魅力的なモノばかりだけど「実際どーなの?」って気になる人も多いハズ! そこで今回は、スタワゴ編集部がいま話題の新車からワークス系チューニング車両や、気になる最新パーツを実際に「乗って」「試して」大調査! 2023年も注目されること間違いナシのクルマ&パーツをチェックしよう!

ディーゼルターボエンジンの実力は?

2021年末で日本仕様の生産を終了したチェロキーの後継モデルとして、コマンダーが導入される。コマンダーの名を聞くと、V8エンジンを搭載したフラッグシップの初代モデルを思い浮かべる人もいるかもしれないが、新型はグランドチェロキーとコンパスの間に位置するモデルとなる。

新型コマンダーの大きな特徴は、二つあげられる。まず、パワーユニットにジープとしては初のディーゼルエンジンを搭載したこと。同じステランティス・グループのフィアット由来のユニットは、2.0Lの直4ディーゼルターボで最高出力こそ170psだが、最大トルクの350Nmを1750rpmから発生する。

これに電子制御9速ATを組み合わせ、オンデマンドで4輪を駆動する。なお、コマンダーはコンパスのプラットフォームを延長して誕生したため、駆動方式は横置きFFベースの4WDだ。

もうひとつの特徴は、3列7人乗りを採用したこと。3列目のフットスペースは大人には少し狭いが、コンパクト・ミニバン並みの広さは確保されている。

低速域からトルクフルなディーゼルターボは、1.9トン近くある車重を感じさせず加速力は十分で、市街地でも都市高速でも不満ない走りを見せる。悪路走破性も問題ないだろう。ただし、ディーゼル独特の音は、街中では少し気になるかもしれない。

ジープ車は欲しかったが家族構成などの関係でミニバンしか所有できなかった人には、コマンダーは格好の1台になりそうだ。

SPECIFICATION
グレード名Limited
全長×全幅×全高(mm)4770×1860×1730
室内長×室内幅×室内高(mm)未発表
WLTCモード燃費消費量(km/L)13.9 
エンジン排気量・種類1956cc・直列4気筒DOHCディーゼルターボ
最高出力[kW(ps)/rpm]125(170)/3750
最大トルク[Nm(kgf・m)/rpm]350(35.7)/1750-2500
乗車定員(名)7
タイヤサイズ235/55R18
価格597万円

初代コマンダーは、どんなモデル?

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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