日々進化している先進&安全技術、最新のMクラスミニバンは装備が充実!

【最新ミニバン 先進技術&安全装備比較編】高速道路での運転が楽々、ハンズオフドライブが可能な日産セレナの先進技術が凄い! #Mクラスミニバン徹底検証 Vol.9

VOXY S-Z
かつての5ナンバーサイズ縛りはなくなったものの、1750mm以内に収まる全幅による取り回しの良さ、そしてサードシートまで大人が無理なく座れる広さを兼ね備えているのがMクラスの箱型ミニバン。3陣営による最新作が出揃った今、改めてその魅力を徹底検証した。

クラスで唯一、全車速域ハンズオフが可能【日産・セレナ】

 高速道路を使ったロングドライブを楽に享受するのなら、セレナの中でもルキシオンが最も適任だ。ミニバン世界初搭載を謳う「プロパイロット2.0」は、ナビで目的地設定をすれば、渋滞時だけでなく、高速道路の出口までの同一車線内のハンズオフドライブが可能になる。一定条件下では解除されることもあるが、ドライバーが手を添えてスイッチを押すだけで車線変更や追い越しも支援する。

最先端の駐車支援である「プロパイロット・リモート・パーキング」によってリモコンキーで前後方向の遠隔操作が可能。「プロパイロット・パーキング」は、ステアリング、アクセルとブレーキ、パーキングブレーキまで自動で作動し、駐車が完了するほか、白線のない自宅駐車場などでも登録すれば自動駐車に対応。そのほか、衝突回避ステアリングアシスト、最先端の衝突被害軽減ブレーキ、2台前方の急ブレーキを知らせる機能など、ルキシオンは安全装備を完備。

渋滞追従機能式ACCでドライバーをサポート【ホンダ・ステップワゴン】

セレナ・ルキシオンの「プロパイロット2.0」、ヴォクシーの渋滞時限定のような手放し運転には対応していない。ただし、アダプティブクルーズコントロールに、渋滞時の追従機能(車間距離維持と停車)を標準で用意する。渋滞時に車線を維持する渋滞運転支援機能「トラフィックジャムアシスト」、車線維持支援システムなどを含めた「ホンダ・センシング」を全車に標準装備するのが魅力だ。

ほかにも、斜め後方からの接近車両を知らせる「ブラインドスポットインフォーメーション」や俯瞰映像を含めて自車周囲を広範囲に映し出す「マルチビューカメラシステム」などをタイプ別設定。コネクティビティも充実している。「ホンダ・コネクト」を使えば、車内Wi-Fiに対応するのをはじめ、スマホがデジタルキーになったり、エアコンやドアロックなどが操作できたりする。緊急サポートセンターとリモート操作は、12か月間無料で、その後は月額料金で利用できる。

高速道路での渋滞時に使えるハンズオフ機能【トヨタ・ヴォクシー】

 最新の衝突被害軽減ブレーキを搭載する。右折時の対向車、右左折時に前方からの横断歩行者や自転車を検知。さらに、交差点で交差する車両やオートバイに対応するのは、「トヨタ」ブランド初だ。さらに、低速時に歩行者や車両を検知し、加速を抑制する「低速時加速抑制機能」と「パーキングサポートブレーキ(静止物)」なども含めてペダル踏み間違い事故を抑制する。さらに、運転状況に応じて歩行者や自転車の横断、飛び出しなどを予測する「プロアクティブドライビングアシスト」もトヨタブランド初採用になる。

高速道路では、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」に新機能の渋滞時ハンズオフドライブ「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」、「アドバンストパーク(リモート機能付)」を用意。前者は、高速道路での渋滞時に手放し運転ができる。後者はスマホアプリでの自動駐車と出庫が可能で、狭い場所で助かるだけでなく、自動駐車支援機能も搭載する。

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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