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4つのインターフェイスでナビなどの操作性を改善しながら死角ゼロに!? 【人テク2017名古屋】村上開明堂・マルチディスプレイ

  • 2017/07/04
  • 遠藤正賢
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大型S字曲げカバーガラスと特殊光学デバイスを組み合わせた「マルティディスプレイ」

自動車技術会主催の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2017名古屋」が6月28~39日の3日間、ポートメッセなごや(愛知県名古屋市)で開催された。

前回を上回る320社・659小間が出展し、39,810人が来場したブースおよび企画展示コーナーから、5月24~26日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された「人とくるまのテクノロジー展2017横浜」では見られなかった、紹介できなかった新技術や匠の技を中心にピックアップする。

「カメラモニタリングシステム」と「ハイブリッドインナーミラー」を組み合わせた「ミラーレスシステム」

135年もの歴史を持ち、バックミラーをはじめガラスやカメラ、それらのフィルターを中心に開発・製造する村上開明堂。同社のブースでは、後方カメラまたはリバース連動カメラの映像を映し出すモニターと通常のルームミラーの機能を兼ね備えた「ハイブリッドインナーミラー」、従来のドアミラーを左右のカメラおよび車載モニターに代える「カメラモニタリングシステム」と「ハイブリッドインナーミラー」を組み合わせた「ミラーレスシステム」など、同社が得意とする視界拡大のためのシステムが数多く出品されていた。

「マルティディスプレイ」の空中浮遊スイッチ(写真手前)。浮かび上がっているボタンの部分に指をかざすと画面が切り替わり操作が実行される
その中で参考出品されていた「マルチディスプレイ」は、3つの大型ディスプレイを覆う大型S字曲げカバーガラスと、空中浮遊スイッチを実装可能にする特殊光学デバイスを組み合わせたもの。ダッシュパネル中央からセンターコンソールにかけて搭載されることが想定されている。

この「マルチディスプレイ」について同社では、曲面ガラスを用いることによる高級感とデザイン自由度の向上、空中浮遊スイッチによる手元操作の実現および操作面への指紋付着解消を、採用のメリットに掲げている。

日産スカイラインの「ツインディスプレイ」
なお、すでに日産スカイラインに採用されている「ツインディスプレイ」では、上側の8インチワイド画面にナビの地図やアラウンドビューモニター、下側の7インチワイド画面にナビ・エアコン・オーディオなどの操作ボタンを表示可能としている。

だが、実質4つのインターフェイスを持つ「マルチディスプレイ」では、目視が不可能な前方下側および前側方、後方下側の視界を常時表示(側面および後方は「ミラーレスシステム」で表示)しながら地図も表示。操作ボタンは空中浮遊スイッチが担うことで、ナビやエアコンなどの操作性を改善しつつ、死角をほぼゼロにし安全性を劇的に向上させることができる。

ただし、手元で操作を行う空中浮遊スイッチは、画面を見ながら操作すれば、特に運転中は視線移動量が大きくなるため、安全上決して好ましくはない。実用化の際には、操作ボタンに触れたらまずその内容を音声で伝え、もう一回触れたら効果音とともに実行するなど、操作時およびその手前でフィードバックが得られるシステムを構築し、ブラインドタッチを可能とすることが強く望まれる。

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