Tech|テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. コラム・連載記事

ルーフにあるモールはなんだろう? ルーフの継ぎ目? 給油のついでに、ルーフを見てみた

このエントリーをはてなブックマークに追加
BMW320iのルーフを見てみる。ボディ同色のモールがある。

セルフのガソリンスタンドへ行って、給油。マイカーBMW320iのルーフを見てみると、ルーフの両サイドにボディと同色のモールがある。うむ。これはなんだろう? 

この写真は、現行BMW3シリーズのルーフである。
ルーフの両サイドに、樹脂製のモールがある。ルーフとボディのサイドパネルの接合部分を隠すように。もちろん隠すために。
ボディと同色だったり、ブラックだったりするのだが、結構これが目立つ。

と思って、近所のクルマを見て回ると、このモールがないクルマもある。
VWゴルフ、ポロ、ポルシェ・カイエン、アウディA4……

メルセデス・ベンツのCクラスやEクラス、ボルボ、国産車のルーフにはほぼ例外なくモールが付いている。

アウディA4セダン。ルーフのサイド部分に注目してほしい。モールはない。(PHOTO:AUDI)
VWゴルフ。こちらもモールはなし。(PHOTO:VW)
アウディA4のボディ構造。(PHOTO:AUDI)
これは、先代VWゴルフの生産風景。ルーフとサイドパネルの接合面に注目。(PHOTO:VW)
スバル・インプレッサのルーフ。こちらはモール有り。(PHOTO:SUBARU)
メルセデス・ベンツCクラスはモール有り。(PHOTO:DAIMLER)

手描きですみません。左がスポット溶接によるボディサイドパネルとルーフの接合。右がレーザーブレージングによる接合。
そこで、図のように(すいません、汚い手描きで)スポット溶接をするわけだ。スポット溶接は、2枚、あるいは3枚の薄板を重ねて、その1カ所を挟み込むように両側から電極を押しつけ、そこに大電流を流す。すると金属が持つ電気抵抗によって電気の流れが妨げられ、電極が接している部分が発熱する。この発熱によって金属が溶けてナゲットを形成し、接合するわけだ。
ルーフとボディサイドはこのスポット溶接で接合されている。こうするとサイドパネルの断面を大きくとれるし、ルーフパネルの左右方向が短くなるので、剛性や振動面で有利になるからだ。でも、溶接痕が残るし、段差が目立ってしまう。それで、段差を埋め継ぎ目を目立たなくさせるためにモールをはめ込むわけだ。

おすすめのバックナンバー

自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア

「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ

motorfuntech

最新自動車テクノロジーレポート2021

最新自動車テクノロジーレポート2021 一覧へ

水平対向と星型とロータリーエンジン特集

水平対向と星型とロータリーエンジン特集 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ