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PCM製法で成形された炭素繊維強化プラスチックが使われる アウディRS 5 Coupéのルーフに三菱ケミカルのCFRPが採用

  • 2017/08/28
  • Motor Fan illustrated編集部
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アウディRS 5クーペのルーフはCFRP製だ。

三菱ケミカルの炭素繊維複合材料をハイサイクルプレス成形(PCM=Prepreg Compression Molding)工法)で製品化したルーフが、独Audi社から2017年6月に発売されたプレミアムスポーツクーペ Audi A5シリーズのトップモデル「RS 5 Coupé」に採用された。

ドイツにある三菱ケミカル・グループ会社で自動車用炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製部品メーカーであるWethje Carbon Composites GmbH(以下「Wethje(ベティエ)社」)がPCM工法でルーフに成形し、Audi社に納入する。

ドイツを中心とする欧州の自動車市場では燃費規制やCO2排出規制の強化を背景とした車体軽量化への関心が高まっており、高い強度と軽さを併せ持つCFRPの自動車部材を本格的に採用する動きが加速している。

三菱ケミカルが独自に開発したCFRP部材の量産成形技術であるPCM工法は、積層したプリプレグ(樹脂を含浸させたシート状の炭素繊維中間基材)をプレス機で圧縮成形し、約5分のサイクルタイムで、自動車向け部材の量産を可能とするもの。

また、従来から成形品の表面の平滑性が高いためアウターはクラスA塗装が可能で外板部材としても活用できたが、このたび、さらに工法を改良することで、品質に対する要求レベルが非常に高いアウターを塗装ではなくカーボン織物仕様としたルーフを成形することが可能となった。

今回のアウディでの採用は、大幅な軽量化(アルミニウムで成形した同じ部品と比較して約40%軽量化)が実現した点に加えて、この軽量化により自動車の重心が低くなり運転性能が向上した点、また、アウターをカーボン織物仕様とし高品質で魅力的な意匠性を兼ね備えたルーフの量産化を実現できた点を高く評価されたことによるものだ。

【Wethje社について】
社名:Wethje Carbon Composites GmbH
所在地:ドイツ国バイエルン州
創立:1979年
事業内容:炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製自動車部品の開発と製造販売
※小規模生産向けのオートクレーブ工法だけでなく、中規模量産向けのRTM工法やハイサイクルプレス成形のPCM工法に対応できる技術力を保有

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