東芝: 「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発」に交付決定

九州電力及び、東芝エネルギーシステムズは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発」から、2022年3月28日、助成金交付決定の通知を受けた。

九州電力および東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発」から、2022年3月28日、助成金交付決定の通知(注)を受けた。本事業は、内陸部等の分散型地域において、地産地消で水素を製造、利活用する水素社会地域モデルの構築を目的に、九州大学の水素ステーションを活用し、九州の豊富なゼロエミッション電源を活用したカーボンフリー水素の製造に向け、エネルギーマネジメントシステム(EMS)や電気の供給と需要を結びつけるマッチング技術の開発を行うもの。また、工場・コンビナート・港湾等の産業集積地域における将来の大規模な水素需要に応える、高効率なSOEC(固体酸化物形電解セル)型水素製造装置の導入や運用に向け、調査・検討を並行して行われる。
(注) 本事業の期間(2022年度~2025年度)のうち、今回は2022年度分が決定。

今回の実証において、九州電力は事業の全体統括やゼロエミッション電源を活用した効果的な水素製造・利活用方法の検討、マッチング技術の開発などを行う。東芝ESSは、EMSの設計・製作、水素製造装置の供給、並びにSOEC型水素製造装置活用モデルの基本計画立案などを担当する。

期間:
2022年4月~2026年3月末(予定)(注)
(注) 本事業の期間(2022年度~2025年度)のうち、今回は2022年度分が決定。

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