川崎重工:水素発電にオーストラリアから輸送した水素を使用

基地から水素を運び出す様子
技術研究組合 CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA)、川崎重工業、大林組、関西電力、神戸市の 5者は、神戸市ポートアイランドの水素発電実証施設「水素 CGS実証プラント」の発電実証(以下、本実証)に、オーストラリアから輸送してきた水素を使用した。

本実証により、水素をエネルギー利用するための「つくる」「はこぶ」「ためる」「つかう」というサプライチェーンが一つにつながるモデルケースを示すことができた。日本では、2050 年のカーボンニュートラルの実現に向けて、利用時に二酸化炭素を排出しない水素を利活用できる環境を構築するために様々な取り組みが実施されている。本実証は、5者がそれぞれカーボンニュートラルの実現のために挑戦してきた成果のひとつであり、海外から運んだ水素を国内で発電用燃料として利用するための大きな実績となった。

発電施設の燃料タンクに充填
実証プラント

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