大同特殊鋼:光学式エンコーダ、光電センサ向け点光源LEDの新生産ライン本格稼働開始

大同特殊鋼は、滝春テクノセンター内の電子デバイス工場において、2022年6月から4インチウェハ対応の点光源LED※(スターLED)新生産ラインの本格稼働を開始した。

大同特殊鋼の点光源LEDは、高精度制御が求められる産業用ロボット、工作機械、半導体製造装置、電子部品実装機などに搭載されるサーボモータの位置や速度を制御するセンサ(エンコーダ)や、高精度が要求される特殊な光電センサなどで広く利用されている。昨今、世界的にIoT(モノのインターネット)、5G(第5世代移動通信)、EV(電気自動車)向けの設備投資が拡大し、設備に搭載されるセンサ用途の点光源LEDの需要が急拡大している。

これらの需要増加に応えるために、今回設備投資を行ない、生産能力を従来の約2倍となる月産200万個に増強し、6月から本格的に量産を開始した。長期的なLEDの需要増に向けて、顧客への安定供給の実現を目指す。同時に、最新設備の導入により高品質なLEDの供給要望にも応えていくとしている。

電子デバイス工場の概要

所在地 :名古屋市南区滝春町9番地
対象製品:点光源LED
生産能力:200万個/月

点光源LED
照明、表示用途で用いられる一般的なLEDは、チップの全面から光が放射されるのに対し、点光源LEDは微小な発光窓からのみ光が放射される。

点光源LED

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