アイシン:自社開発のリアルタイム音声認識アプリ「YYProbe」を活用した窓口相談支援システムの実証実験を山口県で拡大

アイシンは2022年10月から山口県の6つの自治体(周防大島町、和木町、上関町、田布施町、平生町、阿武町)において、自社開発のリアルタイム音声認識アプリ「YYProbe」を活用した窓口相談支援システムの実証実験を実施する。

アイシンが独自に開発した「YYProbe」は、人工知能(AI)を活用した高精度な音声認識システムにより、発言をリアルタイムで文字化し、スマートフォンなどに表示するアプリである。2021年3月からアイシン社内の聴覚障がい者が働く職場のコミュニケーション支援として本アプリの使用を開始。聴力の弱い方々との意思疎通の難しさを解消し、コミュニケーションの不自由を解消するツールとして大きな効果をあげてきた。

この運用を踏まえ、YYProbeを字幕モニターのように利用して、話した言葉をリアルタイムでモニター表示する「窓口相談支援システム」が開発され、2021年11月から山口県阿武町の町役場で実証実験が開始された。

本日、山口県、山口県町村会、山口県デジタル技術振興財団と連携協定を締結し、阿武町に新たに5つの自治体を加えた6つの町において、1年に渡って窓口相談支援システムの実証実験を開始する。

町役場の窓口に設置
リアルタイムで会話を文字表示

リアルタイム音声認識アプリ「YYProbe」

YYProbeは高精度な音声認識システムにより、会議など仕事中の音声データを収集・分析し、業務に関する知見の蓄積や生産性の向上に生かすことを目的に開発された。

文字起こしツールにおいて問題視されるタイムラグや誤認識において、YYProbeは騒音の中でも素早く正確に「声」を識別するアイシン独自のアルゴリズムを搭載し、高い処理速度と認識精度を実現している。

また、よく使う言葉(人名、地名、略語など)を「辞書登録」することで音声認識の精度を上げることができ、日本語・英語・中国語・ポルトガル語の4カ国語のリアルタイム翻訳にも対応している。

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