ボルグワーナー:IAAトランスポーテーションで商用車向け革新的電動化技術を発表

ボルグワーナーは、ドイツ・ハノーバーで開催中の「IAAトランスポーテーション2022」の同社ブース(ホール12、ブースC63)で行われた記者会見で、商用車向け電動化ポートフォリオを国際メディア向けに発表した。

 ボルグワーナーの取締役副社長兼最高戦略責任者のポール・ファレル博士及び最高技術責任者のハリー・ハステッド氏が、同社の「チャージング・フォワード」事業戦略につき説明し、電気商用車(eCV)向けの最新イノベーションを紹介した。商用車を効率的に電動化可能なボルグワーナーの製品群は、バッテリーシステム、電気モーター、統合ドライブモジュール、パワーエレクトロニクス、熱管理ソリューションなど、電動化に関するさまざまな分野をカバーしており、他の分野にも領域を広げている。

 ボルグワーナーは「IAAトランスポーテーション2022」で、新型フラットモジュール構造を特徴とする高エネルギーフラットバッテリーシステムなど、一連の新規ソリューションを発表した。同バッテリーシステムは最も低いもので高さが120mm以下となっており、電動化された軽量商用車やバスのアンダーボディ構造に適応する。また、新型モジュラー高電圧eファンシステムも紹介された。これは既存の冷却ファンや新規のカスタマイズされたファンと組み合わせることで、最高の効率と低騒音を実現する。

 強力な電気モーターとインバーターを組み合わせすることにより、550V〜850Vの間で最大40kWの連続出力を実現し、バッテリー電気自動車や燃料電池自動車の駆動用モーター、電気ブレーキ、バッテリーパックなどのコンポーネントを冷却することができる。堅牢かつ完全密閉型構造となっており、過酷な条件下でも高い信頼性を発揮し、長期運用が可能。

 業界をリードするコンポーネントとシステムソリューションは、サプライヤーやテクノロジーパートナーとして130年以上にわたりグローバルOEMと協業してきた経験から得た駆動力に関する様々な要件に対する深い理解から生まれたもの。ボルグワーナーは自動車業界がよりクリーンで効率的なエネルギーを使用する方向で進化することを想定し、早い段階から電動化の流れを予測していた。乗用車事業で実証された幅広い専門性をもとに、eCVのための高度なテクノロジーソリューションはすでに市販化されているもののほかに、小型・中型・大型トラックやオフロードのアプリケーション向けに現在カスタマイズ中のものがある。

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