セレンス:NVIDIAと共にコネクテッドなデジタル自動車コックピット進化を促進。Cerence AssistantがNVIDIA DRIVEプラットフォームをサポート。

Cerence(セレンス)は、NVIDIA GTC2022 カンファレンス(2022年9月19日〜22日開催) において、Cerence Assistantの会話型 AI 車載アシスタントがNVIDIA DRIVEプラットフォームをサポートし、オープンでスケーラブルなDRIVE IXコックピットのソフトウェアスタックに使用されることを発表した。セレンスはNVIDIAと協力することで、未来のコネクテッドカーと自動運転車の中核を担う次世代のマルチモーダルな自動車用コックピットエクスペリエンスの提供を目指す。

Cerence Assistantは、 NVIDIA DRIVEプラットフォームに向けて設計された、業界をリードするセレンスのAI、音声、ならびにNVIDIA DRIVE IXのジェスチャー認識、視線検知などのマルチモーダルイノベーションを統合・最適化し、直ぐに活用を可能にしたターンキー統合ソリューションの車載アシスタントである。センサーデータを活用したこの車載アシスタントは、ガソリン車の燃料残量状況や電気自動車のバッテリー残量通知と、それに伴う最寄りのガソリンスタンドや充電ステーションへのナビゲーションの推奨など、移動中のドライバーに最適な情報サービスを提供する。

Cerence Assistantは、精度の高い音声認識、自然言語理解(NLU)、音声合成(TTS)機能を備え、世界各国の言語に対応していおり、音声をNVIDIA DRIVE IXジェスチャー認識および視線検知機能と組み合わせることで、ドライバーエクスペリエンスをさらに向上させ、まるでコックピットのコパイロット(副操縦士)のようなマルチモーダル機能も実現される。ドライバーは、ハイブリッドの組み込み/クラウドアーキテクチャのCerence Assistantを使用することで、ネット接続状況にかかわらず重要な機能にアクセスすることができるようになる。

NVIDIA DRIVE IXにより、自動車メーカーや自動運転車の開発者は、視覚、音声、グラフィックスのユーザーエクスペリエンスに関する重要な車両インタラクション機能を構築することができる。Cerence AssistantがNVIDIA DRIVEプラットフォームでサポートされることで、自動車メーカーとTier1サプライヤーは、AIとコネクティビティ機能を活用してドライ バーの安全性、快適性、生産性を向上させるクラス最高の車内体験を容易に展開する。

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