ホンダとGSユアサ、高容量・高出力なリチウムイオンバッテリーに関する協業に向けた基本合意を締結

本田技研工業(ホンダ)とGSユアサは、高容量・高出力のリチウムイオンバッテリーに関する協業に向けての基本合意を締結した。2023年中の合弁会社設立をめざし、具体的な協議を開始する。

ホンダとGSユアサは、急速に拡大するバッテリー需要に対応するため、グローバル市場で高い競争力を持つリチウムイオンバッテリーとその製造方法を研究開発するとともに、主要原材料のサプライチェーンや効率的な生産システムの構築を目指し、今回の合意に至った。両社はHEV用電池ですでに協業しているが、ホンダはEV需要の拡大に備えた電池確保に向け、提携を広げる狙いがあるのだろう。

両社は2009年、GSユアサが51%、ホンダが49%を出資し、HEV用の電池の研究開発や生産を行なうブルーエナジーを設立。ホンダ(ヴェゼルやステップワゴン、フィットなど)やトヨタのHEV)RAV4、ハリアーなど)向けにリチウムイオン電池を販売している。

ホンダは2040年に新車のすべてをBEVかFCEV(燃料電池車)にする計画を掲げている。したがって、将来は大量の車載電池の確保が必要なる。国内向けのBEVでは、2024年に発売する車種に搭載する電池は、エンビジョンAESCグループから調達する計画だ。米国では韓国の電池大手、LGエネルギーソリューションと新工場をつくり25年に量産を始める。中国ではホンダが出資する電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)から2030年まで調達を受けることを明らかにしている。

この合意に基づく、両社の合弁会社設立に向けた検討範囲は以下の通り。
・EV搭載用を中心とした高容量・高出力なリチウムイオンバッテリーおよび、その製造方法についての研究開発
・研究開発に関する特許棟の知的財産の構築および管理
・研究開発による技術を用いた製品や販路の企画
・主要原材料のサプライチェーンを含めた効率的な生産オペレーションの設計等

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