フォルシア:UMIST TECHNOLOGIES LTD.に投資、ディーゼルエンジンのNOx削減の最適化を図る

フォルシアは、9月6日、uMist Ltd.の知的財産資産を買収したことを発表した。

 uMist Technologies Ltd.は、バイオミメティクス(生物模倣)噴霧技術を専門とするスウェーデンのスタートアップ企業で、ラーシュ=ウーノ・ラーソン氏(Lars-Uno Larson)が2004年に創業したスウェディッシュ・バイオミメティックス3000(Swedish Biomimetics 3000)企業グループの一社。同社は、低温での AdBlue(アドブルー)の噴射とアンモニアの生成を最適化する革新的な噴霧技術の開発・商品化に重点を置いている。今回の投資は、商用車の超低エミッション技術におけるリーダーシップのさらなる強化を目的としている。

 フォルシアは「ヒーテッドドーザー(Heated Doser)」と呼ばれる排ガス後処理ソリューションを開発した。 同技術は、窒素酸化物(NOx)排出量を削減し、ディーゼルエンジンを搭載した商用車の燃料消費の低減を実現する。また、低温でも効果的に動作するため、次なる規制の波(EPA2027、EuroVII)への適合も可能にし、二酸化炭素(CO2)効率が最も高い方法でNOx排出量を90%削減する。uMistの技術は、きわめて微細な液滴からなる高圧・高温のミストを生成することによって、ディーゼルエンジンのNOx削減を最適化するものであり、これによってヒーテッドドーザーの性能を最大化することができる。

フォルシアのクリーンモビリティ、商用車・産業部門バイスプレジデント、ベンジャミン・チボー氏のコメント「商用車・産業排ガス後処理市場の規模は、2030 年には全体で 24 億ユーロになると予想されており、フォルシアは同市場をリードしたいと考えています。今回の uMist Ltd からの特許ポートフォリオ買収により、今後一層厳しくなる内燃機関(ICE)排ガス規制への適合に向けて OEM を支える取り組みを加速することができます。商用車のゼロエミッション化に向けて当社の水素技術は開発と成熟を続けており、これらのソリューションがディーゼルエンジンと共存していくでしょう」

uMist Technologies 最高経営責任者、トーマス・ポドコリンスキー氏のコメント
「今回の当社とフォルシアとの取引は、当社が推進してきたこの驚くべき技術の進化の証であるとともに、イノベーションと卓越した技術力によって業界を最前線で牽引しようというフォルシアの決意を裏付けるものでもあります。今後この技術が市場で活用され、環境的にも商業的にも大きなインパクトをもたらすのを楽しみにしていますし、きっとそうなると確信しています」

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