今回の提携によりGoogle Mapsプラットフォームからの情報を参照することで、ナビゲーション、興味のある場所などについて、より詳細でパーソナライズされた会話形式の応答をユーザーに提供することができる。
Google Mapsプラットフォームは、メルセデス・ベンツのオーナーに世界中の2億5,000万カ所に関する新鮮で正確な情報を提供し、地図はほぼリアルタイムで更新され、毎日1億件以上の更新が行われている。検索とナビゲーション機能が強化されたことで、ユーザーはMBUXバーチャルアシスタントと自然に会話することができ、「ユニークな料理体験ができる最寄りの高級レストランを案内してくれますか?」といった質問に対する回答を得ることができる。また、「そのレストランは良い評価を得ていますか?」や「シェフの得意料理は何ですか?」といった追加の質問も可能で、MBUXバーチャルアシスタントは正確な最新情報を回答し、車両のネイティブインターフェースを通じてナビゲーションの詳細を表示する。この新しい体験は、今年後半に発売されるメルセデス・ベンツの新型CLAシリーズで、MBUXバーチャルアシスタントを通じて利用可能になる。

Google CloudのオートモーティブAIエージェントは、MBUXバーチャルアシスタントが複雑な複数ターンダイアログを処理できるようにし、会話の記憶を保持することも可能にする。これにより、ユーザーはドライブ中、会話を続けたり情報を参照したりすることができる。