横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。
横浜ゴムは「ADVAN」最大化への挑戦「ADVAN CHALLENGE」のテーマの下、過酷なヒルクライムレースへの参戦を継続しており、昨年は「ADVAN」装着車が総合トップ10のうち5台を占め、4クラスでの優勝を果たすなど、圧倒的な存在感を示している。今年は有力選手に加えて新たな技術チャレンジをサポートし、さらなる飛躍が目指されている。タイムアタック1クラスで3年連続優勝しているDavid Donohue選手、昨年オープンホイール部門で優勝したCole Powelson選手、そして2022年、2023年に2年連続総合優勝を果たしたRobin Shute選手にはレーシングタイヤ「ADVAN A005(アドバン・エー・ゼロゼロゴ)」を供給。また、水素燃料電池車として初めて本ヒルクライムレースに挑戦する「2025 Honda CR-V」には、米国で活躍する日本人ドライバーの吉原大二郎選手がステアリングを握り、ストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052(アドバン・エー・ゼロゴーニ)」を装着してエキシビションクラスに出場する。さらに、ポルシェ、フォード、アストンマーチンのGT4車両で競われる「パイクスピークGT4トロフィー by Yokohama」クラスでは8年連続で「ADVAN A052」がワンメイク供給される。
「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は1916年から開催されている伝統あるヒルクライムレース。別名「雲へ向かうレース」と呼ばれ、標高2,862mのスタート地点から標高4,302mにあるゴールまでの約20kmのコースにて競われる。ヨコハマタイヤ装着車は2020年と2022年、2023年に総合優勝を果たしている。