日立Astemo:スズキの新型「ワゴンRスマイル」がステレオカメラを採用

日立Astemoのステレオカメラが、スズキから9月に販売開始された軽乗用車、新型「ワゴンRスマイル」に採用された。

 新型「ワゴンRスマイル」は、狭路でのすれ違い時の接触防止をサポートする「すれ違い支援機能」*1がスズキとして初採用された。このほか、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキの「デュアルカメラブレーキサポート」や「車線逸脱警報機能」「全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール:ACC」*2など数々の先進運転支援システム(Advanced Driver Assistance System:ADAS)の機能を実装。これを支えるのが、夜間歩行者検知機能を有する日立Astemoのステレオカメラである。このカメラには、日立独自の機械学習技術を活用した、高精度な検知機能を実現するための画像による教師データが入力されている。これにより、夜間における歩行者の検知能力を高めた。

 なお、新型「ワゴンRスマイル」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーSワイド」*3や国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」*4、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」*4に該当している。

*1 全方位モニター付メモリーナビゲーション装着車、全方位モニター用カメラパッケージ車に装備
*2 セーフティプラスパッケージ装着車に装備
*3 衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術をはじめとする一定の運転支援機能を備えた車(安全運転サポート車。略称・サポカー)のうち、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載することで特に高齢運転者に推奨される「サポカーS」の区分のひとつ。「サポカーSワイド」は、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載する車
*4 事故防止対策の一環として、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進抑制装置が一定の性能を有していることを国土交通省に認定された車

キーワードで検索する

著者プロフィール

Motor Fan illustrated編集部 近影

Motor Fan illustrated編集部