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確かな実力を持った未来の自動車整備士を育成する専門学校である“HIT 阪神自動車航空鉄道専門学校”。広大な敷地には豊富な実習車をはじめとした設備が整えられており、工業系の基礎知識からEVなどの時代に沿った技術までをも身に付けることができる。ただ、そんな所謂『普通の教育』だけにはとどまらないHITならではのカリキュラムがあると聞き、潜入取材を敢行した。
実践力重視のカリキュラムで即戦力となる自動車整備士を育成
HIT 阪神自動車航空鉄道専門学校は、兵庫県神戸市長田区林山町に校舎を構える専門学校で、メインは2年制で2級自動車整備士資格取得を目指す「自動車整備工学科」と、4年制で整備士資格の最高位となる1級自動車整備士資格取得を目指す「自動車整備一級課程」となる。そのどちらも卒業後には国内の自動車ディーラーをはじめ、高級輸入車ディーラーや大型自動車系販社などへ就職し、最前線で活躍している。
もちろん、自動車を整備するための知識は必須となるが、それ以上に問われるのが技術であることは間違いない。HITでは、メーカーや年式を問わず様々な実習車や実習用のエンジンなどの部品を用意。分解や組み立て、部品交換を行う修理、実務において最も多く、かつ重要度の高い点検や故障診断の実習が行われる。
また、実習は3～4人で1台の実習車を使い、実績豊富な先生によって実務力を伸ばす指導が行われていて、学生たちが自ら考えながら、それでいて楽しそうに実習が行われている。
国内でも有数の規模で二輪車・鉄道の専門学科を設置
HITが持つ学科・課程は自動車整備士を育成するものだけに留まらず、「二輪整備工学科」と「鉄道システム学科」にまで及ぶ。なかでも、バイクの整備に関しては多くの学校では自動車整備の『一部』として触れられることが多いが、全国でも有数の規模で専門学科を設置することで、より専門的な知識と技能を習得することができるのも大きな特徴。卒業後には、メーカー系販売店や総合販売店への就職の他、独立開業までも視野に入れた資格を取得できるわけだ。
鉄道システム学科は、クルマやバイク同様に熱を持ったファンが多い鉄道業界を支える人材を育成する学科。鉄道を運用する上で必要となる設計や製図などの技術系統はもちろん、運輸系統も学ぶことができるため、鉄道会社や鉄道関連企業など様々なジャンルへの就職を目指すことができる。
また、学んだ知識や技術については鉄道会社の協力により実現する校外実地研修で確認する機会も設けられている。在学中には電気工事士やCAD利用技術者検定、溶接技能講習修了資格など、実用的な工業系資格取得も可能だ。
ジーライオングループだからこそ実現できる『HITらしさ』
HITはチューニング業界ではお馴染みのトラストやOS技研、東名パワードなどが名を連ねるジーライオングループと連携を取っているのが特徴。そのため、純正パーツを使った「ノーマル車」の整備のみではなく、チューニングパーツについての知識やエンジンチューニングなどについても学ぶことが可能だ。また、国内外に多数の正規ディーラーを展開しているため、海外マーケティングの授業や海外研修など、ワールドワイドでの活躍すらも見据えられている。
ヴェイルサイドとタッグを組んだ新デモカーを導入！
チューニング業界との繋がりも深いジーライオングループの強みを活かした取り組みが、先日お披露目された新しいデモカー『VeilSide FFZ400』の導入だ。
『クルマやカスタムの楽しさやカッコ良さをもっと学生たちに味わってもらいたい』というHIT側からの呼びかけに、ヴェイルサイド横幕さんが応えるカタチで実現。そのアンヴェールには横幕さん本人が訪れ、さらにチューニング業界の生き字引としてDaiこと稲田大二郎も立ち会った。
「FFZ400のボディ造形は僕にとっても挑戦だったものだったから、気に入ってもらえてデモカーとして導入してもらえたのは本当にうれしいこと。今学生さんたちが学んでいる知識や技術は、世界中のクルマ好きと繋がることができるビジネスにも発展させることができるもの。FFZ400がそういった明るい将来に向かって学ぶためのモチベーションのひとつになったらうれしいです。」と横幕さんは学生さんたちに熱く語っていた。
今後も様々な取り組みの展開を予定しているというHIT。これから自動車整備業界に進むための学びを得たいという若者たちは、進路の選択肢のひとつとして考えてみてはいかがだろうか。
⚫︎取材協力：学校法人 兵庫科学技術学園 阪神自動車航空鉄道専門学校
【関連リンク】
学校法人 兵庫科学技術学園 阪神自動車航空鉄道専門学校
https://hits.ac.jp/