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新車時から最大限に個性を放つ!
トータル価格が抑えられ納期も早まるコンプリートのメリットを享受!
新車購入したGR86を、納車前に“クールジャパン”でフルコンプリート化した強者オーナー“なお”さんが今回の主役だ。

なおさんがコンプリートマシンを選択した理由は多岐に渡るが、まずひとつ目は『年齢を考えると、スポーツカーに乗るのはこれが最後だろう』と思ったから。
現在52歳のなおさんが免許を取得した時期は空前のスポーツカーブームで、なおさんも例外なくAE82のカローラGTで走り回っていた。結婚を始めとする生活環境の変化でしばらくクルマ遊びを封印していたものの、70系ヴォクシーを所有している時に、たまたま実家の近くにあったクールプレミアムの店舗へ行ってチューニング熱が再発。
その後、紆余曲折を経てGR86を購入するわけだが、カスタムに精通したなおさんがノーマル状態で満足するわけもなく、デザイン的にも気に入っていたクールのVer3 03R-GTWワイドボディやエアサス、深リムのホイールなどを納車前に組み、ライバル達との差別化を図ったのである。

車両をチェックしていく。ボンネットは純正だが、クールでコンプリートカーを購入する人の多くが憧れる『グラインダータトゥ』を全面に施工。光の加減で炎のように煌めく模様は注目度抜群だ。


ホイールはVERZの『KCV02』19インチで、フロント10.5Jマイナス17、リヤ11Jマイナス3を履く。ディスクは左右でゴールドとレッドの異なるカラーを選択したのも拘りだ。


コンプリートカー製作時はZN8のデリバリー開始直後で、エアサスもまだラインナップされていなかったが、エアサスメーカーのACCがZN8用の1号機として協力&製作してくれたそうだ。室内から4輪独立で車高を調整でき、コンプレッサーやタンクはトランク内にきれいに収められている。

2タイプを設定するクールレーシングのZN8用ワイドボディから、なおさんは大人しめのVer3 03R-GTWをセレクト。フロントバンパー両サイドの開口部にスリットが入り、フォグランプが埋め込まれる。


メリハリの効いた面構成で全幅1915mmを実現する前後フェンダーは、フロントが交換タイプ、リヤが貼り付けタイプとなる。膨張感や圧迫感などは一切感じさせない高いデザイン性は見事としか言いようがない。ちなみに、走行時のキャンバー角はタイヤの持ちを考えたネガ5度の設定だ。

コンプリートカー購入後に自身でパーツを揃え、クールカーズで取り付けたLEDイルミネーション。スマホ操作でカラーリングを自由に変えられる優れものだ。

リヤセクションは、フローティングと奥行き感が魅力のアンダーディフューザーと迫力の4本出しマフラーをセレクト。どちらもクールジャパン製だ。小ぶりなトランクスポイラーはTRD製となる。

ちなみに、今後のチューニングプランを伺うと、エンジン本体に関するパワーアップを検討中とのこと。NAのままECU書き換えで攻めるか、ボルトオンターボ化してハイパワーを求めるかを検討中。愛機のさらなる発展性を楽しんでいる。
●取材協力:クールカーズ愛知 愛知県春日井市坂下町6-915-1 TEL:0568-93-0020
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