「先代のホンダN-ONEを6速MT化!」現行のRSに負けないパッケージが安く手に入る!?

中古パーツベースで工賃込み約60万円〜!

先代モデルの6速MT化第1号車がついに完成

軽自動車初の6速MT・FF・ターボというパッケージで2020年末に登場したN-ONE RS。チューニングシーンでも注目を集めている絶好のベース車両と言えるが、約200万円という高価な車両価格から購入に踏み切れない人も多いはず。

そうした悩めるチューニングファンに紹介したいのが、老舗“トップフューエル”が確立した「MT設定のなかった先代N-ONEに6速MTを換装する」というメニューだ。

流用するミッションは、S660やN-VANに搭載されているもの。ギヤ比を考えればN-VAN用よりもS660用の方がマッチングは良いが、ミッドシップのためワイヤーリンクの向きが逆になる。そのため、トップフューエルではS660のミッション本体にN-VAN用のシフトリンケージを組み合わせるというニコイチ作戦で対応している。

合わせて、クラッチペダルや油圧機構、クラッチシステム一式、シフトレバーとリンケージ類、ドライブシャフトなども交換対象となる。

N−ONEのフロントシートは、型式問わず左右一体式のいわゆるベンチシートを採用している。パーキングブレーキは先代がフットブレーキ式(機械式)で現行モデルが電子制御スイッチ式となるが、この車両はオーナーの好みに合わせてバケットシート化とパーキングブレーキのサイドレバー化が行われた。

シフトレバーはオートマの操作機構と同じ位置にセットされるため、違和感は全くなしだ。

「機械的な換装作業に関しては、ワイヤーの取り回しなどに若干苦労しました。費用は、暫定ですが中古パーツを使っての換装作業が約50万円。ECUのデータ変更や信号線の加工などが約10万円程度になると思います」とは、トップフューエルの森本メカ。

先代モデルの平均中古車相場は約80万円。つまり、車両込み150万円で6速MT仕様のN-ONEが完成することになる。これを高いと取るか安いと取るかはそれぞれの判断に委ねるが、高年式な軽スポーツを望む層には魅力的な選択肢と言えるのではないだろうか。

●取材協力:トップフューエル 三重県松阪市中道町500-1 TEL:0598-56-5880

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トップフューエル
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