「RE雨宮FD3S列伝はここから始まった」令和でも色褪せない輝きを放つグレッディ5の雄姿!

初の電動ガルウイングを搭載したGReddy.Vという衝撃

心臓部はサイドポート拡大+TD06-25Gタービンの400馬力仕様

清潔感溢れるブルーでオールペイントされたこのFD3Sは、RE雨宮が製作する由緒正しきコンプリートチューンド「GReddy(グレッディ)シリーズ」の1台だ。

与えられたナンバーは5。1995年の東京オートサロンでデビューしたこのGReddy5は、初のFD3Sベースであり、フォークリフト用のモーターを使って電動ガルウイング化に成功した初号機でもある。

「ガルウイングを横にスライドしてから上に跳ね上がるようにしたくてさ。本当に大変だったよ」と、当時の苦労を語る雨さん。

エクステリアは雨宮セブンのキーパーツであるスリークライトを軸に構成し、エッジを効かせたシャープなワイドボディスタイルを創出。ちなみに、フロントはジャガーXJR15のイメージを取り入れたそうだ。美しいボディカラーは雨宮ブルーと呼ばれる深いソリッドブルーだ。

足回りはRE雨宮オリジナルの車高調でセットアップ。各アーム類は調整式ピロタイプに変更され、アライメントの自由度を大幅に拡大している。ホイールは往年のAW-7(F17×8.5J R17×9.5J)だ。

心臓部は独自のサイドポート拡大加工を施した13B-REWに、TD06-25Gタービンを組み合わせた400ps仕様。制御はRE雨宮のレドム(ECUチューン)が担い、全域でパワフルな加速フィールを見せつけてくれる。

エクステリアのイメージを崩さぬようブルーで統一されたインテリア。ステアリングは絶版になっているRE雨宮Dシェイプだ。

その先進性とハイクオリティなカスタムメイクには誰もが感動し、見事に東京オートサロン1995のドレスアップカー部門でグランプリを獲得。同年の鈴鹿サーキットで開催されたJGTCではデモランを行なうなど、大活躍したのである。なお、現在は新しいオーナーの元で、第二の“車生”を送っているとのことだ。

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●取材協力:RE雨宮 千葉県富里市七栄439-10 TEL:0476-90-0007

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