目次
“GA10(ガテン)”の車名が職人をビンビンに刺激する!?
リバリーコンテストの大賞受賞作を実現したグラフィックにも注目だ
チューニングパーツブランドが手掛けるコンプリートカーとして、登場以来高い人気を集めているトラスト「Greddy Performance Edition」。その最新モデルのベース車として選ばれたのは、なんと200系ハイエースバンのディーゼルターボ仕様車だ。
もちろん、商業車のカスタマイズに本気で挑むのはトラストとしては初の試み。その理由を尋ねると「車名とした“GA10(ガテン)”の通り、コンセプトは働く職人のためのコンプリートカー。ハイエースを選ぶような職人さんは、若い頃にチューニングカーで走りを楽しんでいたクルマ好きが多いというのも、ベース車選定の決め手だったんです」と、広報担当の川島さんは説明する。
GR86やジムニーシエラなどと同様に、ハイエースGA10もトラストのハイパフォーマンスパーツに加えて好みのホイールや装備の追加で自分だけの1台が可能な設定。現状は開発段階となっているが、基本パッケージとなるのがスポーツマフラーと重量物積載での高負荷走行を考慮したインタークーラーとATクーラーだ。
フロントシートカバー(試作)も基本パッケージとして設定の予定。ブラック基調でインテリアを渋くまとめる効果だけでなく、ハードな使用にも対応できる機能性も備えたものになるはず。
キー付カバーで盗難抑止効果も高いラフィックスボスはオプションとして用意。展示車ではステアリングスイッチ移設キットも追加して、Greddy340φカーボンタイプステアリングを装着する。
その他、インテリアやカーゴルーム内は全てオプション設定で、職種や使用目的に合わせてベッドキットやスライド式ラックの装着にも対応。展示車のリヤゲート内側には、ロゴ入りのベルトやバーがさりげなく追加されているのも注目のポイントだ。
ホイール&タイヤは、ボルクレーシングTE37SB(FR8J×18 +30)にトーヨーH30(225/50)の組み合わせ。足回りはクスコの2インチダウンキットを装着するが、これらもオーダー時に好みのものに変更が可能となる。
さらに注目したいのが、ハイエースの大きなボディ全面に施されているオリジナルグラフィックで、これは昨年(2024年11月)、グランツーリスモ7にハイエースが車種追加となったことに合わせて開催された『リバリーコンテスト』で、大賞を受賞した伊藤洋貴さんの応募案を実現したものだ。東京オートサロン2025の初日となる1月10日には、トラストブース内で表彰式が行われ、トロフィーと記念品が授与された。
受賞した伊藤さんに話を伺うと「トラスト伝統の3カラーストライプをスポーティにアレンジして、どの角度から見ても楽しめる変化のあるデザインにしたのが拘りです。バーチャルとリアルの垣根を越えることを自身で体験できて嬉しいです」と語ってくれた。
Greddy Performance EditionのニューモデルとなるハイエースGA10は、ベースとなる新車の納車状況に応じてリリース開始となる予定。「状況は日々変わっているので、気になる人はぜひ問い合わせを」とのことだ。
●問い合わせ:トラスト TEL:0479-77-3000
【関連リンク】
トラスト
https://www.trust-power.com/