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先進モデルのVVVは完全内製の排気バルブを開発中
マフラーメーカーの防災アイテム“SNOWKEL”はさらに進化中!?
国内におけるスポーツマフラーのパイオニアブランド“FUJITSUBO(フジツボ)”。東京オートサロン2025では、最新鋭スポーツモデルのレクサスLBX MORIZO RRとレジェンドカーのマツダサバンナRX−3をメインカーとしてブースを展開。マフラー開発の間口の広さを力強くアピールしていた。
今季のイメージカラーとなるパープル系のフルラッピングが施されたLBX向けに、フジツボのマフラーラインナップから選択されたのは、GRヤリス譲りのハイパフォーマンスとレクサスならではのハイクオリティを両立させたベース車にぴったりのVVV(ヴィダブリュ)。独自の排気バイパスバルブを備えた高機能モデルで、リモコン操作でスポーツ/コンフォートの排気効率とサウンドの切り替えが可能だ。
また、VVVのキモとなるバイパスバルブは、さらなる耐久性を求めて構成パーツの全てを内製化した新型タイプを開発したというのも注目のトピック。新型バルブシステムは今夏以降リリースの車種用から採用となり、リリース済みの車種用も順次モデルチェンジを図っていく。
LBXに勝るとも劣らない注目を集めていたのが、マツダREスポーツの伝説を築いたサバンナRX−3。新たなレジェンドカープロジェクトとして導入された新デモカーはRE雨宮によりエンジンとボディのフルレストアが施され、東京オートサロンの前日に完成したばかりだ。
装着されるマフラーは、チューニングカーのための最高の性能を追求したスポーツキャタライザー付フルエキゾーストのE.P.U(Exhaust Performance Unitの略)。シャコタンスタイルを合法で実現すべく、フルデュアルレイアウトを採用している。
また、E.P.Uのラインアップに今春追加となるのが、待望のAE86レビン/トレノ用。パイプレイアウトはタコ足が42.7→マフラー60.5φ→60.5スラッシュデュアルテールという構成。開発車の実測ではマフラーのみの変更で、2.5psのパワーアップを確認している。
そして、ある意味マフラー以上(!?)にフジツボが力を入れているのが、豪雪時の車内への排気還流による一酸化炭素中毒防止のための開発した“SNOWKEL(スノーケル)”という防災グッズだ。3分割でコンパクトに収納できる本体は、シリコンパイプで簡単にマフラーと接続。付属のラバースペーサーとベルトでボディにしっかり固定できる構造となっている。
今回はより広い車種への対応を目指して、大径テールに接続用のシリコンパイプでAE86に装着。要望次第でさらに接続パイプのラインアップ拡大も検討中とのこと。ちなみに、“SNOWKEL”はフジツボのある静岡県裾野市の「ふるさと納税返礼品」にも登録されているので要チェックだ!
●取材協力:藤壺技研工業 TEL:055-998-0130
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