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後期純正の意匠を活かしつつイメージ激変!
全幅1935mmで295幅のタイヤを無理なくインストール可能に
関西発のエアロパーツメーカー“リザルトジャパン”が、GRヤリス(GXPA16)後期用の超絶ワイドボディキットを発表した。

「GRヤリスは後期フェイスが好きなので、それを活かしつつ、タイムアタックといった本気の走行シーンでも使えるワイドボディキットを目指しました」とコンセプトを語る代表の吉岡さん。
前後バンパーは純正を用い、これにフロントリップスポイラー、フロントフェンダー、サイドスカート、リヤフェンダー、リヤダクト、リヤハーフスポイラー、リヤダクトディフューザーを装着する構成となっている。

とくに拘ったのは前後フェンダーの造形。「295/30R18、もしくは295/35R18を適正ホイールに組んで、ボトムしてダウンフォースが効くくらいの車高にセットしてもステアリングがきっちり切れるように…」と、純正比で指3本分ほどフェンダーアーチ位置を上げているのだ。

フロントフェンダーは片側約45mmワイド。キャスター角を寝かせてもバンパー部に干渉しないよう設計されており、サイドスカートに装着されるアタッチメントも別パーツ化。前後にスライドさせて固定するか…そもそも装着しないか…等々、高い自由度を持たせているわけだ。

一方のリヤフェンダーは、ドアパネル後方かつキャラクターラインの直下から盛り上がるような形状を採用。出幅は約65mmとなっており、極太ホイール&タイヤを軽々と飲み込む懐の深さが自慢だ。

ホイールはボルクレーシングTE37サーガSプラスの11J×18+12で、スペーサーを追加してツライチでセットされる。

フロントリップスポイラーは後期純正バンパーに被せて装着するタイプで、純正比で約80mmのロングノーズ化を実行。ナロー版と共用となるエアロボンネットは、中央部を大胆に盛り上げながらダクト位置を最適化することで、ラジエターを通過したヒートエアを効率的に排出できるよう設計されている。

リヤバンパーはサイド部分にダクトをプラス。リヤリップスポイラーとディフューザーを組み合わせることで大迫力のリヤビューを構築している。


GTウイングは純正幅でも車検に対応できるように設計。ルーフスポイラーとGTウイングが一体化したような形状としているのもポイントだ。

価格は、ワイドボディキットが59万4000円、エアロボンネットが9万9000円、GTウイングが19万8000円で、受注もすでに開始されている。太いホイール&タイヤを履きたいタイムアタックユーザーだけでなく、置き系イベントで深リムホイールを組み合わせたいユーザーにも大注目のキットと言えるだろう。
TEXT&PHOTO:山本大介(Daisuke YAMAMOTO)
●取材協力:リザルトジャパン 大阪府岸和田市包近町569-1 TEL:072-429-9318