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デザインの肝はリトラ“風”固定ライト!
年内の発売に向けて最終調整中
NA1型NSXをディフォルメしたようなキュートフォルムを持つS660の登場だ。手掛けけたのは、ベールマンブランドを展開する“ワイズスクウェア”。

「ハリボテのワンオフ車両だと勘違いされそうだけど、このスタイルで販売する予定です。公認車検を取れるフルボディキットにするために、リトラ“風”固定ヘッドライトの角度であったり、各部を調整している段階です」とはワイズスクウェアの塚野さん。

エクステリアパーツ製作は、実車のNA1型NSXを3Dスキャンするところからスタート。CAD上でS660のボディサイズに合うよう各部を詰めていったという。パーツ構成は、フロントバンパー、ヘッドライト、サイドスカート、ドアパネル、リヤバンパー、リヤウイング、前後フェンダー、エンジンフード…と、ボディパネルのほぼ全てを交換するキットとなる。

ここまで大掛かりなキットにも関わらず、給油口周辺の一部を除いてボディカットをせずにインストールできるというから恐れ入る。なお、これらのエアロキットは軽自動車の規格(枠)に収めるための辻褄合わせはせず、スタイリングを優先。設計段階から白ナンバー(普通車サイズ)となることをいとわずデザインしたそう。

前後フェンダーのラインに合わせて、左右のドアにはパネルを貼り込んでNSXらしいスタイルを追求。なお、全幅は約1550mmとのこと。

ホイールはワークマイスターCR01をセット。タイヤはシバタイヤのR23(F205/45−15 R225/45−16)を組み合わせる。


エンジンフードはプロトタイプ。製品版では、エンジンルームが見えるよう透明な仕様になる予定だ。なお、レンズ類は全てNSX純正品を装着している。

細かいパーツを含めると、20点弱というかなりの点数を誇るこのボディキットだが、販売予定価格は130万円とのこと。ベースの面影を完全に消し去ったスタイルながら、違和感なく仕上げられているのはワイズスクウェアの技術とセンスの賜物だろう。
●問い合わせ:ワイズスクウェア TEL:025-275-4567
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ワイズスクウェア
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