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スカイラインにGT-R、シルビア、Zなど日産車ならOK!
2024年12月7日&8日、富士スピードウェイを舞台に「超日産博2024」が開催された。1日目の7日は「展示DAY」と題してP2・CGパークで1000台規模のミーティング、2日目の8日は「ドリフトDAY」と題してマルチパーパスドライビングコース&ジムカーナコースでの走行会が行われた。今回は、そんな超日産博の1日目「展示DAY」に潜入! 特に注目を集めたマシンたちをピックアップ形式でお届けしよう。
湾岸BASE YOKOHAMAのアワード獲得マシンも登場!

2024年9月に開催された「湾岸BASE YOKOHAMA」。そこでアワードを獲得した菅野さんのHR31スカイラインGTS-Rを発見! 外装は軽くワイド化したボディにフロントラインのFLM02(18インチ)とシンプルだが、その真骨頂はパワーサウンドMで作り込まれたエンターテインメント空間。ちなみに足回りは、エアフォースでワンオフ製作したエアサスキットだ。

心臓部のRB20DETは、TO4Eタービンを軸にセットアップ。集合部までの曲げが美しいエキマニはR31ハウスオリジナル。さらに、ハーネス類のワイヤータック化によって見た目にも拘っている。



最大の特徴がオーディオ空間。トランク裏には、MTXサンダー693スピーカーとツイーターを配置し、12.2インチモニターをセット。フロア側にはアクリルボードを設置し、その下に49インチの巨大モニターをインストールし、さらにMTXジャックハマーJH3004/JH10001アンプを立体的にレイアウトする。フルブリッド仕様で隙なく仕上げられた、極上のインテリアも見どころだ。
ガレージアクティブの大ファンが乗るBNR32

「インターネットでBNR32を検索して、最初に出てきたのがガレージアクティブで、それから坂本さんが憧れの人になりました。その後、東京オートサロンでもお話させてもらって、少しずつですがアクティブ仕様に仕上げています!」と熱く語ってくれたオーナーの山本さん。

自慢のアイテムは、憧れのガレージアクティブ坂本さんとお揃いのワークマイスターS1 3ピース。サイズは前後とも10.5J×19インチ。サスペンションはHKSハイパーマックスダンパーをインストールする。


シートはレカロRS-GとSR-7で、サイドブレーキやシフトノブ、リヤシートレスキットはアクティブの製品をチョイス。今後もガレージアクティブのワークスカーを目指してイジっていきたいと嬉しそうに語ってくれた。
ドライカーボンパーツ+JMCヘッドと最新パーツ満載のハコスカ


ヤンチャな雰囲気だが、どことなく気品漂うハコスカ。東京オートサロン2025の尾林ファクトリーブースにも展示された令和版の街道レーサー仕様だ。オーナーの坂本さんは、自身が経営する“坂本産業”の車両部でワンオフパーツを開発。オーバーフェンダーやボンネット、リヤスポイラー、ピラーダクト、チンスポに至るまでフルドライカーボンで製作したというから恐れ入る。


心臓部も抜かりなし。ASW製の鍛造ピストンやIビームコンロッドなどのムービングパーツを投入したL型改3245cc仕様の腰下に、JMC&PAMSのカスタムヘッドとソレックス50Φキャブレターをドッキングする。エンジンルームは鏡面仕上げに加え、オリジナルのドライカーボンパーツを投入することで、旧車とは思えない先進的な美しさを獲得。また、サイド出しのマフラーも拘りポイントだ。


エクステリア同様に、インテリアもワンオフのドライカーボンパーツを大量投入。メーターは全てスタック製で統一し、ウインカーやヘッドライターなどの各種操作はCARTEKの操作パネルにて行う。NOSボトルはドーピング用の亜酸化窒素…ではなく、エアサスのエアタンクとして利用している。

トランクルームはドライカーボンパネルを張り巡らせた上で、光り輝くアルミ製の燃料タンクをセット。燃料系の配管はメッシュホースではなく全てアルミのプロライナーで製作し、フィッティングもランマックスのブラックて統一している点も注目だ。

ドライカーボン製オーバーフェンダーに収まるホイールは、完全にワンオフで製作された逸品。サイズは、フロント10Jマイナス40×16インチ、リア11.5Jマイナス4×16インチで、坂本さんがデザインを考え、意匠登録までしたものとのこと。
単純に当時のフルチューンスペックを再現するのではなく、現行車との走りにも十分通用する高いクオリティ。まさに最新の旧車と呼ぶのに相応しいものだ。
PHOTO&REPORT:三木宏章
取材イベント:超日産博 2024
Part.3へ続く