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2025年3月2日は富士スピードウェイに集合!
当時のD1GPを戦った実車2台がイベントに並ぶ
R34スカイライン専門店として知られる“シャフトオートサービス”が、D1GPを支えた名物マシンである「ブリッツスカイライン」を復活させた。さらにこのマシンを、2025年3月2日開催のシャフトオートサービス主催イベント「R34祭り」に持ち込むことを発表した。

2022年には画像奥の個体を2006年仕様のカラーリングで復活させたシャフトオートサービス。今回復活させた画像手前の個体は、2008年仕様の外装を纏う。
「前回復活させたのは、ブリッツのD1マシン2号機目で、今回復活させたのがブリッツが最初にD1に投入した1号機です。ボディ内側の色がそれぞれ違って、関係者は“緑号”(1号機)や“青号”(2号機)と呼んで区別していました。どちらも実際にD1で戦っていた車体ですよ」とはシャフトオートサービスの澁谷代表。

なぜそんな名物マシンが2台も、澁谷さんの手元にあるのか。その理由は、ブリッツのD1チームと共に歩んできた澁谷さんの経歴にあった。
今ではチューニングパーツメーカーとしての地位を確立しているブリッツだが、90年代当時は実際のチューニング作業を請け負うショップを展開している時期があった。そこにユーザーとして出入りしていたのが当時の澁谷さん。
そこから関係性が始まり、澁谷さんがシャフトオートサービスを立ち上げたのとほぼ同時期に、ブリッツがD1へと参戦し始める。積載車を所有していた澁谷さんが、全国のD1会場への車両運送を担当したところから始まり、サポートメカニックを務めるなどチームの一員となっていった。

最初に復活を遂げた青号は、2010年のD1第6戦エビスで大クラッシュし、現役を引退した車両だ。部品取り車としての役目を終えた後、当時サポートメカニックを務めていた澁谷さんが引き取り保管していたが、自身のエンジョイドリフトマシンとして復活させることに。2022年のR34祭りに展示され、野村謙選手本人のドライブでデモランも行われた。


一方今回復活した緑号。こちらは澁谷さんとは別の関係者が所有していたものを、最近譲り受けたという。動態保存されていたわけではなく、エンジンもブローした状態だったため、今回の復活に合わせてRB25を搭載。タービンは当時と同様のK5−660Rを合わせる。
「長期放置で完全に土に還りそうな状態だったので、“もったいないから復活させよう!”と思い譲ってもらいました。うちは専門店なので、補修部品はたくさんありますし、トラブルシュートもすぐできる。なので復活までにはそう時間はかかりませんでしたよ」とは澁谷さん。


エアロパーツはもちろんのこと、外装のグラフィックも当時仕様。かつてデザインを担当したマナピーこと鈴木学氏に、当時と同じ仕様のものを用意してもらったそうだ。



見渡す限りR34という、まさにR34の楽園と呼ぶに相応しいシャフトオートサービスで復活を遂げた2台。2025年3月2日に開催されるR34祭り現地で展示されるので、当時のD1マシンファンはお見逃しなく!
イベント概要
イベント名:第15回R34スカイライン祭り
日時:2025年3月2日8時より一般入場開始
会場:富士スピードウェイ ジムカーナコース&マルチパーパスコース
イベント入場料:1000円(別途富士スピードウェイ入場料1200円が必要です)
●取材協力:シャフトオートサービス 東京都八王子市鑓水2129-1 TEL:042-677-3915
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