「平成ドリ車スタイルは永遠だ！」末広がり系エアロのパイオニア『BNスポーツ』が手掛ける最新作

公開日 2025/05/08
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著者 weboption

定番の末広がりスタイルを現代的にアップデート！

老舗が提案する100系クレスタ＆S15シルビアの最先端スタイル

1990年代、ドリフトシーンで一躍脚光を浴びた裾広がりの“ハカマ系エアロ”。そのパイオニアと言える存在が“BNスポーツ”だ。ボトムラインに重点を置き、マシンを大きくダイナミックに魅せるエアロは、シャコタン強調の効果も高く、ドリ車の定番スタイル作りの肝になった。

そんな末広がりスタイルのエアロのニーズは、今やJDMの鉄板スタイルとして海外まで広がり、生産が追いつかないほどの人気なのだという。

この長く続く人気の秘訣は、つねに新たなアプローチを加えながら新鮮な印象を保ってきたことにある。今年、2025年の東京オートサロン会場には、真紅に染められ新たなテイストも加えられたシルビア（S15）とクレスタ（JZX100）が並べられ、BNスポーツの存在感を大きく放った。

とくに『タイプT』と名付けられたS15シルビアは、D1ライツやフォーミュラDジャパンに参戦する車両開発とともに完成した最新版。アウトレットダクトを設けたボンネットや、ボリューミーなワイドフェンダーで、現在のトレンドと機能性をプラス。裾広がりのエアロ形状は永遠の定番スタイルなのである。

フロントフェンダーの出幅は片側70mm。オーバーフェンダー形状が採用されており、前後バンパーとの接続部にはアタッチメントパーツが付属。後方には3連ダクトが設けられている。

対するリヤフェンダーは、片側75mmワイド仕様。サイドステップとリヤバンパーに装着されるアタッチメントによって全体のバランスが整えられるため、車高をそれほど下げられない競技車両であってもワイド&ローのスタイルを構築しやすくなっている。

リヤにはバンパースポイラーとウイングをセット。ボトムラインを強調するエアロデザインは、視覚的な車高ダウン効果も高く、ストロークを確保しつつ魅せるスタイリングにも効果的で、競技ドリフトマシンとしても理想的な作り込みだ。

続いてJZX100クレスタ。以前は、マークⅡやチェイサーと比べるとやや不人気だったこともあり、クレスタ用だけワイドフェンダーのラインナップがない状態だったが、近年のベース車高騰によって立場が逆転。「最近はクレスタ用の需要が高まっていて、かなり問い合わせがあったんです」と開発経緯を教えてくれたモティン社長。