「ボルクレーシングの実力を大学生たちが解き明かす!?」純正ホイールとの乗り比べ体感イベントに潜入!

ボルクレーシングCE28シリーズの性能の高さをアピール!

東日本自動車部新歓フェスタに20校の大学自動車部が集結!

2025年4月19日、20校におよぶ大学から現役自動車部員、そして入学したばかりの新入生が一同に介する体験型イベント『東日本自動車部新歓フェスタ』が富士スピードウェイのジムカーナ場で開催された。

開催1週間前の4月12日には名阪スポーツランドCコースで18校の大学が集まる『西日本自動車部新歓フェスタ』が開かれており、2017年の初開催から全国の自動車部にとって春の風物詩となっているイベントだ。

やって来る新入生は自動車部に興味があるとはいえ、「サーキットを訪れるのも初めて」という人が大多数。初めて感じる爆音の排気音やスキール音に圧倒される中、『全日本学生ジムカーナ選手権大会』に参戦中の部車や、TEAM TOYO TIRES DRIFTのプロドライバーによるD1GP車両の同乗走行でモータースポーツの楽しさを生で味わっていた。

その一方、各大学の現役部員から立候補者を募って行なわれたのが、ホイールメーカーのレイズによる純正ホイールとの履き比べ性能体験コンテンツだ。

その内容は至ってシンプルで、タイヤは同じ銘柄・サイズのまま、純正ホイールとボルクレーシングCE28 N Plusを履き比べ、乗って感じる性能やフィーリングの違いを助手席から体験してもらうというものだ。

それで本当に違いが体感できるのか…?という思いが正直なところだが、その疑問に「純正ホイールとの違いは、本当に誰が乗っても感じられるので大丈夫です!」と自信満々で答えてくれたのはレイズ広報の高下さん。

レイズの商品開発では常に実走行によるフィードバックを用いた商品開発が行なわれていることもあり、それと同様の体験を一般ユーザーにも感じてもらいたいと考え企画がスタート。

開催に先立って実施されたレイズ社員を対象としたテストでは、全員がその違いを体感できたそう。今後、サーキットでの体感型コンテンツとして続けていくための初回の場として、ここが選ばれたというわけだ。

大学自動車部員の本音とは!?

純正ホイールはステアリングを切った時や横Gがかかった時に一瞬のフニャっとした感触がありましたが、CE28 N Plusは横にカチッと踏ん張ってるような感じ。縦方向もホイールの剛性差があるような気がしました。(静岡大学3年生 普段の愛車:NDロードスター)

純正ホイールからCE28に替えて最初に感じたのが、スタートでの軽快感。エンジンが早く吹け上がっていく感覚ですね。あとはターン最中もキビキビ動いてくれるような、レスポンスの良さが純正ホイールと明らかに違いました。(日本大学3年生 普段の愛車:ZC6 BRZ)

自分の感覚に自信がなくて乗る前は不安でした。でも、転がり出しからすぐにジャダーが少ないように違いが感じられました。バネ下重量の軽量化でフットワークが良くなるとは聞きますが、こういった同じ条件で比較できるような機会がなかったのでとても貴重でした。あと、横井選手の横乗りが楽しかったです!(法政大学4年生 普段の愛車:EP91スターレット)

街乗り、競技でも社外ホイールのクルマばかりに乗っているので、違いを感じられるか不安でした。しかし、スタート時とターンの時の切り出しに顕著な違いが感じられました。とくにタイヤがグリップ状態からスピンモードに入るタイミングが分かりやすくなりましたね。(中央大学4年生 普段の愛車:EK4シビック)

プロドライバーの評価を探る

ここからは、同乗走行のドライバーを担当した2名のプロドリフトドライバーのインプレッションを通して、CE28 N Plusの性能を解き明かしていく。

TEAM D-MAX RACING 横井昌志選手

まず、出だしでパワーが上がったように感じて、ドリフトしたいと思った時にすぐタイヤを空転させられるくらい反応が良くなりました。純正ホイールを履いた時の感覚で操作したら、操舵もブレーキもレスポンスが上がるので思ったより手前で止まってしまいました。ホイール剛性があるとタイヤのサイドウォールのヨレがどれくらい進んでいるかも伝わってきて、「あっ、もうすぐタイヤが滑りそう」というギリギリのコントロール感も認識しやすいですね!

Team TOYOTIRES DRIFT 2 田野結希選手

全開で加速して、フルブレーキからコーナーを曲がってアクセルオンして立ち上がっていく時、走行中すべての場面で鍛造ホイールの剛性の高さが感じられました。ブレーキング時に、負荷がかかったフロントタイヤがどっしりと路面を捉えている感覚があるし、リヤが滑り出すタイミングもグリップが上がって遅くなる。立ち上がりもアクセルをより多く踏めるようになって、僕らが現場でよくやる空気圧調整を0.3〜0.4キロ変えたくらいの変化がホイールを換えただけで体感できました。

絶妙なバランスで設計されたレイズ製ホイール

こうして感じられたフィーリングの違いには、ホイールの軽さと剛性という2つの要素が大きく関係している。ホイールが軽くなることでバネ下重量が軽くなり、コーナリング中の運動性能が向上。また転がり抵抗も少なくなることで、加速時のフィーリングの違いが生まれたそう。

そして剛性はホイールのたわみ具合への耐性。タイヤを支えるホイールの剛性がしっかりしていないとサイドウォール、グリップ面に変化が起こりやすく性能を活かしきれない。ドライバー目線でグリップ力の変化を感じられたのはこのため。なお、剛性が強すぎても悪影響が出るため、強すぎず弱すぎずのバランス感も重要とのこと。

「昔の鍛造ホイール開発は軽さが最優先でしたが、それとトレードオフに剛性、強度が失われていました。近年は軽さはもちろんですが、高い剛性のニーズも高まっています。GR86の試乗に使用したCE28 N Plusは、サーキットの縁石を越える際の応力疲労に耐えられる強度と軽さを担保したうえで、剛性に振ったモデルです。このCE28 N Plusをベースに、追加でリム部などに肉抜きを行ない1本あたり約400gの軽量化を進めたCE28 N Plus SLというモデルも新発売となりました」とレイズ高下さん。

純正ホイールからCE28シリーズへの履き替えによる変化は、街乗りレベルから体感できる。さらに、感覚に優れたドライバーならCE28 N Plusと、軽量モデルのCE28 N Plus SLとの違いも感じ取れるという。

ホイールにはドレスアップ要素だけでなく、体感できるレベルで走りの違いを生み出すチューニングの要素もあることを再認識させてもらったこの体験イベント。今後は一般向けにもサーキットイベントでの実施を計画しているそうなので、楽しみにしていてほしい。

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●取材協力:レイズ

「話題沸騰のボルクレーシングTE37Vプロをドリフトで試す!」D1GPドライバー日比野哲也がガチ検証!!

【関連リンク】
レイズ
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