「HKSが推し進めるGRヤリス＆GRカローラチューンの現在地」パワー系アイテムからエアロまで充実の展開！

公開日 2025/05/10
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著者 weboption

GRヤリス＆GRカローラオーナー必見！

GRヤリス・GRカローラ共にデビュー直後からデモカーを投入し、精力的にチューニングパーツ開発を進めている“HKS”。機関系からエアロパーツまで充実の展開を見せているが、その中でもとくにユーザー達から評価を受けている最新パーツを見ていこう。

HKSボディキット

HKSといえばパワー系チューニングや車高調などのフットワーク系チューニングのイメージが強いかもしれないが、エアロパーツも人気のアイテム。GRヤリス用とGRカローラ用はどちらもサーキットアタックなどで効果を発揮する高い機能性を備えながら、ノーマルのルックスを活かしたスポーティなイメージとなっている。

開発にあたっては、長年の経験に加えて最新のCFD解析(空力解析)や3DCADを積極的に活用し、最終段階ではサーキットでの超高速テストも行ったという自信作。素材に関してはポリウレタン(PU)とカーボン、FRPを部位に合わせて使い分けている。

価格はGRヤリスGen.1用のフロントスポイラーが17万6000円、カナードが9万3500円、サイドスカートが14万3000円、リヤスポイラーが8万8000円、リヤウイングが24万2000円。GRカローラ用のフロントバンパースポイラーが16万9400円、サイドスカートが8万5800円、リヤスポイラーが11万円、リヤウイングが22万4400円。

※GRヤリスGen.2用は現在開発中（価格未定）

パワーエディターR

GRヤリスで手軽にブーストアップを可能にする定番パーツとして人気になっているパワーエディターだが、その上位モデルとなるのが精密なブースト制御が可能なパワーエディターR（GRヤリスGen.1用：11万2200円）だ。（*GRカローラとGRヤリスGen2は車種別ハーネス(5万2800円)のみの設定で汎用本体(7万400円)との組み合わせでセッティングが必要です）

両者の最大の違いは圧力のみ（2ch）で制御するスタンダードモデルに対し、パワーエディターRは制御センサーの入力チャンネル数を4chに増やすことで、エンジン回転数やアクセル開度、さらに任意で車速の把握が可能。これにより実走行状態に合わせたブーストコントロールが可能となっている。

車種別専用キットには専用ハーネスも付属しているので装着はカプラーオン。ユニット内には推奨データもプリセット済みなので、手軽にブーストアップによる爽快な走りが楽しめる。

専用のセッティングソフトイージーライター（無償配布）も用意。エンジン回転や車速、スロットル開度などに応じたオリジナル3D補正マップによって、よりきめ細かなブースト制御も可能となる。

コールドエアインテーク

HKSからは数多くのアイテムがリリースされているが、その中でも大人気アイテムとして知られているのがドライカーボン製のコールドエアインテーク（GRヤリスGen.1用：22万円／GRカローラ用：30万5800円）だろう。GRヤリスGen.2用は現在開発中となる。

カーボン製レーシングサクションのオプションパーツとして開発されたアイテム(価格はレーシングサクション込みのフルキット)。エアクリーナー本体をカーボン製のボックスで囲うことによりエンジンルーム内の熱気をシャットアウト。酸素密度の高い冷えたフレッシュエアを吸気できるようになりパワーアップが期待できるというシステムなのである。性能だけでなく、そのデザインがクールなのも見逃せない。ボンネットを開けた時のインパクトも絶大だ。

Rタイプインタークーラー

新規積層タイプコアの採用により重量増を最小限に抑えつつ、圧力損失の低減と高い冷却性能の両立を実現したインタークーラー。コアサイズは幅645mm×高さ205mm×奥行き105mmと、純正(幅645mm×高さ145mm×奥行き80mm)から大幅な容量アップを果たしている。HKSの社内テストでは、インタークーラー装着だけで7〜10psの出力アップを確認しているというから恐れ入る。

装着はノーマルと同じフロントバンパー内となっているが、ギリギリまでコアサイズを大型化することで高い効果を実現しているのも大きな特徴だ。現状はGRヤリス用のみの設定で、価格は23万9800円。Gen.2に装着する場合は、別途パイピングキット（9万6800円）との併用が必要となる。

スーパーターボマフラーTi

高い排気効率と静音性を実現する高性能モデルだが、そのシリーズの頂点に君臨するフルチタン仕様“スーパーターボマフラーTi”のラインナップに、GRヤリス用が加わった。

純正マフラーがΦ70→Φ60.5→Φ42.7×2レイアウトの隔壁構造タイプであるのに対し、スーパーターボマフラーはΦ74.7→Φ60.5×2のレイアウトと、絞り無しのストレート構造を採用。純正比でマイナス約70％の排気抵抗低減を実現している。さらに、フルチタン仕様ということで、純正マフラー（12.4kg）に対して、約9.2kgと約26%の軽量化を実現している点も見逃せない。

サイレントチャンバーを備えることで、常用回転域での不快なこもり音を極限まで低減。これによりチタン特有の乾いたサウンドも際立ち、ドライビングの楽しさ向上にも寄与してくれる。もちろんJQR事前認証取得済みの車検対応品で、価格は59万4000円（Gen.1専用）だ。

メタルキャタライザー

パワーアップのためのキーアイテムとして、てHKSがラインナップしているのがGRヤリス用メタルキャタライザー（Gen.1用：41万8000円／Gen.2用：現在開発中）だ。純正の高密度セラミックタイプに対し、HKSでは低密度のメタルタイプを採用。74.7φ（純正70φ）とした第2触媒内臓フロントパイプと合わせて、排気抵抗の大幅な低減が狙える。なお、第1触媒は純正遮熱板を装着できるように設計しているのもHKSならではの拘りだ。