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マイナーチェンジ後バンパーに合わせたスタイリッシュフォルム!
全幅1935mmの超絶ワイドフォルムも注目!
2024年のマイナー後デビューからさらに火がつき、チューニングパーツの選択肢が続々と増えているGRヤリス。エアロパーツに関しても様々なメーカーからラインナップされはじめ、スタイリングのアレンジといった楽しみも増えつつある。そんなGRヤリスに向け、標準ボディとワイドボディという2つの選択肢を与えてくれたのが、大阪の“リザルトジャパン”だ。

リザルトジャパンと言えば、スイスポやGR86、S660といったスポーツモデルのエアロを積極的に手掛ける気鋭ブランド。とくに、GR86はD1GP参戦マシンにも装着され、モータースポーツシーンでの実績も十分。そんなリザルトジャパンが、新たなターゲットとして照準を定めたのがGRヤリスなのである。
「GRヤリスはマイナー後モデルが出てきたタイミングで、やっぱりトヨタが本気で作ったクルマだと再認識しましたね。だから“自分たちもこのクルマを手掛けなきゃ!”と思って、エアロパーツの開発をスタートしました。当初は標準ボディ向けのリップスポイラーなど、基本的なエアロのラインナップを予定していたのですが、やっぱりGRヤリスのポテンシャルを発揮できるのはサーキット。それなら、295サイズのタイヤを無理なく収められるワイドボディキットが必須だと考えたんです」とは代表の吉岡さん。

当初の予定から発展して誕生したワイドボディキットは、タイムアタックシーンでも定番となっている295/30R18を収めるフロント片側45mm&リヤ片側65mmの全幅1935mm設計。ナチュラルキャンバーのまま、タイヤも全切りできるように純正よりもアーチ上げも行われているのが特徴だ。
また、キャスター角を寝かせてもタイヤとバンパーが干渉しないような設計も加えられ、アライメントの自由度を高めているのも見どころと言える。もちろん機能性ばかりではなく、東京オートサロンでは優秀賞に選出された完成度の高いスタイリングは、カスタムシーンでも注目を集めること間違いなし。


一方、ワイドフェンダーに頼らないシンプルなステイリングもリザルトジャパンの得意技。マイナーチェンジ後バンパー用に開発されたフロントリップスポイラーは、ボリュームを持たせて低さを強調するデザインが与えられている。

エアロボンネットは中央部にボリュームを持たせ、ダクト位置を最適化することでラジエターを通過した熱を効率的に排出。カーボン製とFRP製に加えて、塗り分けを楽しめるFRP&カーボンのハイブリッド仕様もラインナップ済みだ。

フロントからのボトムラインを均一に見せるため、底面にフラップ風のキャラクターラインを追加。フロントリップ同様に腰高感を解消するアレンジが行われる。

ヒットアイテムのひとつが、純正のウイングを活かしたリヤウイング。素材はカーボンとFRPの2タイプが用意され、スタリングのアクセントとしても十分な存在感を放つ。

顔つきをシャープに変えるアイラインは、後期フェイスに惚れ込んだリザルトジャパンが拘るアイテム。より精悍さを増す隠れた人気アイテムだ。

リヤフォルムの決め手となるのは、バンパー両端に配置されるバンパーダクトとリヤハーフスポイラーのマッチング。標準ボディのナロースタイルでも十分な迫力を表現してくれる。
リヤバンパー中央に追加されるリヤセンターダクトは、バンパーダクト同様にパラシュート効果を抑制するための機能パーツ。ABS樹脂を使用し、素材の追従性を高めているのもポイントだ。

フロントフェンダーに取り付けられるアーチダクトは、インナーフェンダーをくり抜くことで、タイヤハウス内の内圧を逃す効果を狙ったアイテム。こちらもABS素材を採用している。

フェンダー後端にインストールするABS素材のフェンダーダクトも設定。エンジンルーム内のヒートエアを強制排出するためのパーツだ。

モータースポーツを楽しむために生まれたGRヤリスだからこそ、サーキットで実力を発揮できるエアロパーツ開発に尽力するリザルトジャパン。その拘りを凝縮した2種類のボディキットは、コアなタイムアタッカーからライトユーザーまで、オーナーが待ち望んだスタイルといっても過言ではないだろう。
●取材協力:リザルトジャパン 大阪府岸和田市包近町569-1 TEL:072-429-9318
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