「ステアリング径の違いで走りはどう変わる!?」3サイズをサーキットで比較テスト!

「290mm、330mm、360mm」走りに良いのはどの径だ!?

極端な小径ステアリングはメリットが全くない!

ステアリングハンドルの径を小さくすると、ハンドリングがクイックになって速く走れるようになるという話をよく聞くが、実際にはどうなのだろう? その疑問を解決するために、今回はサーキットでテストを実施した。

左から360φ、330φ、290φ

用意したステアリングハンドルは、チューニングシーンで圧倒的な装着率を誇るナルディのクラシック。径はラインナップにある330mmと&360mmの2本で、それにノーブランドの290mmを加えた計3本を付け替えながら茂原ツインサーキットを全開アタックするというもの。車両はS2000(AP1)、ドライバーは世界最速のサラリーマンこと“アンダー鈴木”だ。

結論から言うと、小径ステアリングハンドルは確かにクイックなステアリングフィールを生むが、極端に小さいとパワステ付きのクルマでも操作が重くなり、ドライビングに集中することすら難しい状況になった。「フォーミュラやGTカーは小さいのに!」などと思うかもしれないが、レーシングカーは元々そんなにステアリングを切らない上、ドライバーは毎日トレーニングしているプロ。条件が違いすぎるのだ。

気になるサーキットタイムは、290mmステアリング装着時が51秒290、330mmステアリング装着時が50秒535と、1秒近くタイムが変わっている。なお、360mmステアリング装着時はアタック前に雨が降り始めて路面コンディションが変化。それでもベストタイムは51秒714と、290mm時とほぼ変わらないタイムを記録した。

テストを担当したアンダー鈴木は「愛車には350mmのハンドルを使っているんだけど、今回はタイトなS2000だったからどうやら330mmがピッタリな感じ。タイム的にも1番だからね。360mmも全く問題なく、もしかすると長時間のドライブならこっちの方が楽かもしれない。問題は290mmの極小ステアリング。これはとにかく疲れる! ずっとステアリングを押さえつけてなきゃフラフラしちゃうし、10分走っただけでもう腕がパンパン。クイックだけど、かえって微妙なコントロールが難しくて乗りにくい! やっぱり、ハンドルはほどほどの大きさが1番」とコメント。

ということで、実験結果はステアリングハンドル径は330mm〜360mmあたりの一般的サイズがベスト。極端な小径化はメリットがないということが判明した。ステアリング交換を検討しているユーザーは、ぜひ参考にしていただきたい。

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