「ワイルド・スピードのドミニク号を再現!」タルガトップ仕様のFD3Sが熱すぎる!!【東京オートサロン2022】

NATSブースにワイスピのメインカー2台が揃い踏み!?

タービン交換で走りも万全のリアルチューンド

今年も多くのカスタム車両が飾られていた日本自動車大学校(NATS)ブースの中でも、とりわけ目立っていたのが『ワイルド・スピード(Fast & Furious)』の第一作目に登場するメインカーをモチーフにしたこちらのコンビ。

2年前に製作したレクサスSC430改スープラ仕様の隣に、完全新作のFD3Sを並べ、2台でコンセプトを体現するという意欲的な展示を行っていた。

「NATS TARGA-STANCE」と名付けられたこちらのFD3Sは、ヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレットが冒頭のドラッグレースのシーンで乗っていた同型車がモデルだ。

「FDオーナーの間で同じバイナルを再現している人をあまり見ない」という理由で話がまとまり、ならば、2年前に先輩達が作ったレクサスSC430ベースの“A90スパイダー(ブライアン・オコナー仕様)”と一緒に並べてしまおう!ということになったとか。

ドミニク号のバイナルグラフィックは、アートファクトリーグラフィックスにて実施。ロケットバニーのワイドフェンダーを前後に装着している他は、学生の手によるワンオフメイクが光るエクステリア。

フロントバンパーは中古で手に入れたウェーバースポーツ製をベースに、木材とスタイロフォームで基礎を組んだアンダーパネルでフィニッシュ。2ピースフェンダーのフロント側はバンパーに合わせてイチから製作し、そこにかかるサイドダクトはスムージングで処理している。

サイドステップ下に装備されたアンダーパネルも、フロント同様にロケットバニーのフェンダーに合わせて製作したワンオフ仕様だ。

リヤセクションは学生ならではの自由なアイディアで、JZA80スープラ用のヴェイルサイドウイングを大胆にセンターカット。さらに、ステー部をウイング本体ごとトランクと一体化し、立体的なデザインへとリメイクしているのだ。

ワイルド・スピードの第一作目をモチーフにする上で、どうしてもやりたかったというのが、アクションシーンで象徴的なJZA80スープラのタルガトップ形状を再現すること。ところが、FD3Sにはオープンモデルはおろかタルガトップボディも存在しない。

そこでFD3Sのダブルバブルルーフをカットし、その切断面にNB型ロードスターのモール周りを移植するという大胆なモディファイを実行。そしてフロント側にはNB用を、リヤ側にはスペースの都合からカプチーノ用のヒンジをそれぞれ流用することで、タルガトップを実現している。

また、インテリアもドミニク号に可能なかぎり近づけるべく、ダッシュボードやドアパネルなどをベージュ柄の合皮で張り替え済みだ。

「本当に再現するなら、外装だけじゃなくオーディオやエンジンもしっかり作りたい」ということで、心臓部にはトラストのTD06SH-25Gターボキットをセットアップ。マネージメントは定番のパワーFCだ。

A90スパイダーは、東京オートサロン2020で優秀賞を獲得した車両のため説明は割愛。今回の出展にあたっては、当時“ただ載せただけ”の状態だったという2JZ-GTEエンジンを復活させる企画をYouTubeチャンネルで展開してきたそうなので、そちらも要チェックだ。

●取材協力:NATS(日本自動車大学校) 千葉県成田市桜田296-38 TEL:0476-73-5507

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