「ゴツくて可愛いミニコンボイ!」学生パワーみなぎるミゼットIIベースの変態トレーラーに迫る【東京オートサロン2022】

フレーム後方30cm延長でホーシング追加!

トレーラー台はレーシングカート用サイズ

前回の東京オートサロンで優秀賞(コンセプトカー部門:センチュリー ストレンジエディション)を獲得した、福島県郡山市にある“WiZ国際情報工科大学校”。そんな同校の最新作は、ダイハツの軽貨物車としてお馴染みのミゼットIIをベースにしたトレーラー仕様『ミゼットIIタイプコンボイ』だ。

圧巻なのはリヤタイヤの2軸&ダブルタイヤ化。フレームを30cm後方に延長し、リヤ側にもうひとつのホーシングを追加しているのだ。

さすがに追加したホーシングを駆動させることは製作期間的にも難しかったようだが、その代わりにカットしたプロペラシャフトを前側のホーシングケースにフリーの状態で繋げることで、走行中はタイヤの回転がリヤ側のホーシングを伝ってプロペラシャフトも回るという“ニクイ”作りになっている。

また、リーフスプリングもそのままでは長さが足りないため、ニコイチにて対応。前後のダンパーはケース長がベストマッチだったというRB1オデッセイ用の車高調を加工して取り付け、大幅なシャコタン化にも成功した。

エクステリアは派手なグリルが特徴のセザムテック製ボンネットをデザインの基調に、フェンダーは純正形状をそのまま外側に15cmずつ鉄板で延長するようなカタチで溶接してワイド化。リップも鉄板ベースの高強度仕様だ。

ボンネットを開けた先のスペアタイヤは撤去され、代わりに移設されたバッテリーを配置。純正位置のままでは、シャコタン化とリヤの架装台(フラットパネル)の邪魔になるということだった。

同様に行き場を失った燃料タンクも、運転席脇の空間に引っ越し済みだ。

本場のコンボイを再現すべく、エキゾーストマフラーは煙突状の左右2本出しレイアウトをワンオフ製作。3気筒660ccのミゼットにはパワーロスが大きそうだが、見た目に加えてサウンドの方もかなり良い感じの仕上がりらしい。

そして、ミゼットをきちんとトレーラーとして使用するためのヒッチキャリアは、ジェットスキー向けトレーラーをベースにリメイク。まずは荷台の高さを限界まで下げられるようにホーシング部を加工。さらに、荷台の幅はレーシングカートがすっぽり収まるサイズに作られていて、フェンダー前のスペースはカートのスペアタイヤを積むためのスペースとのこと。

製作にあたってはミゼットII本体とトレーラー側で班を分担していたため、同調作業が上手く進まず最後の辻褄合わせに苦労したそうだが、完成したミニコンボイの姿は圧巻の一言。学生達の熱意と根性は拍手ものだ。

●取材協力:WiZ国際情報工科大学校 福島県郡山市方八町2-4-15 TEL:024-956-0030

【関連リンク】
WiZ国際情報工科大学校
http://wiz.ac.jp/

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