「歴代GT-Rで最も不人気なモデルは!?」チューナーたちに大規模アンケートを実施!

チューニング界の定番モデルだけに好みも様々!?

歴代GT-Rの魅力を多角的に検証!

第二世代に属するBNR32が登場した1989年からすでに30年以上が経過した現在でも、チューニングシーンを牽引し続ける存在。なぜGT-Rは我々を魅了してやまないのか? その魅力を改めて掘り下げるべく、チューナーにGT-Rの「好き」「嫌い」に関する質問をぶつけてみた。

Q1:歴代GT-Rで一番好きなモデルは?

「一番長く付き合っている(t-get・境さん)」、「平成元年から開発し続けている(カンサイサービス・向井さん)」等々…、強い思い入れがあるという意見で他を圧倒したのがBNR32。その他、「軽量かつコンパクト」「最もシンプル」といったチューニングベースとしての評価も高かった。
【BNR32派の主張】

「歴代モデル全てを所有して乗り回しましたが、やっぱりBNR32です。なぜ? 出来が悪いし走りも決して一番とは思えないのに…。そこが、自分でイジって走るものとしての魅力なんです(笑)」(ザウルス・林さん)

「やっぱりBNR32ですね。グループAで大活躍していた頃の印象に深く残るクルマです。歴代で一番軽いしチューニングしても面白い。クルマを押さえつけて走らせる、ジャジャ馬のような感じが好きです。」(オートギャラリー横浜・小泉さん)

【BCNR33派の主張】

「ボディのフォルムがカッコ良かった。BNR32の弱点だったホイールベースが伸びて、直進安定性が抜群に良いし、風切り音が少ないのも良い。太いホイールがすっぽり入るのもBCNR33の魅力だね!」(トップシークレット・永田さん)

【BNR34派の主張】

「R32からR34まで自己所有しましたが、ボディの剛性感、最終減速比とゲトラグのギヤ比からなる高速巡行性能がR35に勝るとも劣らない素晴らしさを実現している点が魅力ですね。」(クルーズ・吉川さん)

【R35派の主張】

「チューニングしなくても十分に楽しめるコストパフォーマンスで、大型のボディ形状もあって、世界基準のグローバルモデル。エンジンポテンシャルも最強! まさに世界に誇れるスーパーカー的な存在ですね。」(サブライブ・佐分さん)

Q2:強いて挙げるなら、一番嫌いなモデルは?

この質問には「強いて挙げるなら」と前置きをしていたが、それでも「子供と同じでそれぞれに個性はあるけど好き嫌いはない(トライアル・牧原さん)」を始め、「なし」の回答が18%にも上った。BCNR33を挙げる声は多かったが、ほぼ全ての理由が「車体が大きい、車重がある」というものだった。
【嫌いなモデルはない派の声】

「それぞれに魅力があって別のクルマだけど、モデルチェンジとは思えない共通したGT-Rの魅力がある。」(マインズ・新倉さん)

【あえていうならBCNR33…】

「利便性が高くデートカーとしては最高!ですが、スポーティさに関していえば他のモデルより一歩劣るように思います。ただ、今の時代には合っているような気がしますね。」(リバーテック・川﨑さん)

【あえていうならR35…】

「クルマが重い、チューニングコストが掛かる、マニュアルミッションの設定がない、個人的にV6が好きじゃない…って感じですかね。」(ガレージ伊藤・伊藤さん)

Q4:ツインターボ派?シングルターボ派?

ほぼ半々と言える回答だったが、シングルターボがやや優勢。これはチューナーとして「構造がシンプルでメンテナンス性が高い」という理由が多かった。一方のツインターボ派は「ノーマルのレイアウトを変えないのがポリシー」「ビジュアル的にもツインターボがカッコ良い」という意見が見られた。
【ツインターボ派の主張】

「日常でも扱いやすいですし、コストパフォーマンス的にもオススメです。」(ラッシュファクトリー・今村さん)

「サーキットやゼロヨンじゃなければ、低中速トルクを犠牲にしたい仕様が個人的に好き。」(HKS-TF・菊池さん)

【シングルターボ派の主張】

「タービンの進化で、シングルでも低回転からトルクが湧き上がる仕様が作れるから。」(テイクワン・竹松さん)

「ストリートならレスポンスの良いツイン、競技車両はメンテとコストを考えてシングル!」(フレンズ・猪瀬さん)

Q5:正直言って嫌いなポイントは?

嫌いなところなんかない…という意見が多い一方で、最近はありえないほど高額な車両になってしまった…という声も多かった。その他もGT-Rに対して否定的な意見はほ皆無だったが、チューナーとして気になるところを挙げてくれた意見を紹介していこう。

「BNR32はエアコン不良が頻発する」(Kansaiサービス・向井さん)
「RB26DETTのブロックが割れる」(フレンズ・猪瀬さん)
「海外人気が凄まじく国内からクルマが減るのが心配」(ザウルス・林さん)
「純正ブレンボブレーキが効かない」(ペントルーフ・北林さん)
「ルックスもスーパーカーになったら良いのに」(ジュラテック・久保さん)
「純正部品の欠品や高騰が残念です」(デュヴァン・坂さん)
「R35に3ペダルの6速マニュアルがあったら…」(ピットロードM・森下さん)
「RBの低速トルクのなさ。EX側もバルタイが可変にできれば…」(ウイングタケオ・竹尾さん)

Q6:次期型(R36)はどんなマシンであってほしい?

「電気自動車でもいいからイジれるようにしてほしい」「エンジン付きのハイブリッドカーだったらいいなぁ」など、とにかくGT-Rという日本が世界に誇るスポーツカーを存続させて欲しいという声が多く届いた。ここでは、それ以外の気になった回答をピックアップ。

「お金持ちだけが飾るクルマじゃなく、誰でも頑張れば手が届くクルマであってほしい」(ピットロードM・森下さん)
「エンジンはV8ツインターボ、マニュアル7速だったら最高」(オートギャラリー横浜・小泉さん)
「フェラーリSF90みたいなガソリン+モーター制御の4WDスポーツが理想」(HKS-TF・菊池さん)
「ガソリン車だと規制でガチガチだろうから、思い切って物凄いパワーのEVで」(ザウルス・林さん)
「R35のままで良いから7速で、400km/hオーバーが可能なギヤ比でお願い」(フェニックスパワー・横山さん)
「車重は軽くして、エンジン600ps+モーター200psで800ps!」(クルーズ・吉川さん)
「VR38DETTは継続してほしいけど、車両価格は安くしてほしい」(ライズアップ・工藤さん)
「ラグジュアリーとサーキットがモードスイッチではっきり切り替わるようにして!」(リバーテック・川﨑さん)

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