【粟野如月コラム】「ジャッキアップの繰り返しでもボディは歪む!?」海外の最新ツールでクルマの骨盤矯正をしました!【KISA’s DRIFT LIFE vol.85】

ボディも定期的にアライメントを取る時代!

古いボディは事故せずとも歪んでいる事実

今回は“クルマの骨盤矯正”がテーマです。私の愛車キサエイティこと180SXを、最新機材3way多機能リフトと三次元計測機を使って、歪みチェック&ボディアライメントしてもらうことになったのです!

足回りのアライメント調整は数え切れないほど行なっていますが、“ボディ”のアライメント調整は聞いたことがない! 楽しみですー!

180SXに関して、事前に把握しているのは前オーナーがリヤをクラッシュしてフレーム修正していることくらい。そもそも、ドリフトは車体を横に向けて走る競技なので、ボディへの負担は想像以上に大きい気がする…。今回のテストで、目視では判断できない歪みがどれくらいあるのかとても興味深かったです。

まずフロントから測定してもらったのですが、フレームが左側だけ3mmほど上がっていました。よく考えてみると、私の180SXは車高が低くてサスメンバー部で一気にジャッキアップすることができないんですよね。そのため、左側のフレームの牽引ポイントで一度上げてから、別のジャッキをサスメンバーにかけてジャッキアップしていました。これがいけなかったのかもしれません!

一方、一度事故をしているリヤは、サスメンバー固定位置の4箇所がそれぞれ歪んでいて、最大6mmのズレを確認! このようにサスメンバーがズレていると、基本的にクルマは真っ直ぐではなく、斜めに進みたがる状態になっているそうです!

各部のズレが分かったところで、今度は修正です。本来は、エンジンやサスペンションなどを撤去したドンガラ状態で行なうべきなのですが、今回は開幕戦直前で時間がなかったため、すべて装着された状態で作業して頂きました。

当然、闇雲に引っ張ると正しい箇所までズレてしまう可能性があるので、3way多機能リフトを使って動かしたくない場所・動いてほしい場所など、固定する箇所を確認しながら引っ張っていきます。

新車でも3mmまでは許容範囲となるそうで、ズレが3mm以下になるとランプが緑になります。最初は赤だらけだった180SXが、約1日半の作業でオールグリーンになりましたよー!

実は、このボディアライメントのあとに足回りのアライメント調整を行ったのですが、これまでどうしても左右差があって調整しきれなかった部分が完全にピッタリ! クルマの骨盤矯正、恐るべしです!

こちらのFDM 3way多機能リフトと三次元測定機は、ファインピースさんで販売・取り扱いしています。歪み測定・ボディアライメントに興味のある方はぜひ一度問い合わせてみてください!

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