「ラブライブ!×ミノルタカラーの強烈コラボ!?」このカローラワゴンは独創的すぎる! 

ホイールは激レアなボルクレーシング5/4Sをチョイス

インテリアもDIYで工夫盛り沢山!

このファンシーなグラフィックで彩られたカローラワゴン(AE91G)は、人気アニメ『ラブライブ!』シリーズに登場するキャラクター“中須かすみ”をテーマにした痛車だ。

オーナーの花冠さんは、元々、ノーマル状態でこのカローラワゴンに乗っていたが、痛車を作ってみたいという興味が生まれ、キャラクターよりもベース車両のカローラに似合うデザインは何かを考えた。そこで思い付いたのが、かつてグループA車両としてJTC(全日本ツーリングカー選手権)に参戦していたミノルタカラーのレビン(AE92の2ドアノッチバック)だった。

そのデザインをベースに、ミノルタカラーのブルーストライプ部分をキャラクターのカラーリングに合わせたイエローへ変更。さらに、企業ロゴなどの細かい部分にもアニメ要素を詰め込み、個性溢れるエクステリアを創出したのだ。

大半をDIYで仕上げたというインテリアも強烈。フルバケットシートの生地は、オーナー自ら手芸にチャレンジ。運転席側と助手席でデザインが異なるのは、キャラクターのCDジャケットの衣装がモチーフになっていて、それぞれ異なる曲の衣装を再現しているため。その他、ドアの内張りやコンソール生地の追加など、キャラ愛溢れるポップな雰囲気でコーディネイトされている。

ミノルタの要素として、80年代の名機“ミノルタα-7000”のフィルムカメラも車内に配置。マニアックすぎる拘りである。

カローラワゴンのトランクスペースには、大量のキャラのぬいぐるみとホイールをレイアウトする。

ホイールもこれまた超レアな代物で、グループAマシンと同一のボルクレーシング5/4S(6.5J×15+40)を前後にインストール。このモデルはその名の通り、フロント5本スポーク/リヤ4本スポークという前後で異なるスポーク数を採用した特殊な仕様(当時、前後セットで販売されていた)だ。

「グループA車両は16インチなんですが、市販されてなかったようで、手に入ったのが15インチだったんです。その点だけが残念ですね」とはオーナー。ちなみに、トランクスペースのスペアは14インチで、より実車に近い15インチを普段履きに選んでいるそう。タイヤはアドバンネオバAD08Rを組み合わせる。

キャラの絵を貼るだけではなく、ベース車両とのマッチングを考慮して様々な要素を1台に凝縮したカローラワゴン。単なる痛車として扱うには惜しい、存在感溢れるマシンだった。

●取材イベント:2022 RAYS FAN MEETING

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