「高性能をいつまでも・・・」チューナーの想いが詰め込まれた美しきBCNR33!

フレキシビリティさが自慢の660馬力仕様

GT2530ツインターボを使い切るセットアップ!

長年の経験から培われた技術と知識により、これまで数多くのチューンドマシンを手がけてきた福岡の“リバーテック”。今回紹介するR33GT-Rは、660psというパフォーマンスをしっかりした余裕のもとに発揮する、オールラウンド仕様だ。

パープルのヘッドカバーが凄みを漂わせるN1ブロック仕様のRB26ユニット。各部の樹脂、ゴムパーツの状態も極めて美しく、オーナーによる入念なメンテナンスが行なわれていることが分かる。カムは東名パワードの260度だ。

まず、エンジン本体は強度・剛性に優れたN1ブロックを使用。これは先々のステップアップを見据えたものであることはもちろん、高性能をより長くトラブルフリーで楽しんでほしいというリバーテック川崎代表の拘りから。

タービンは定番のHKS GT2530ツインで、ブースト圧は1.6キロに設定している。

ピストンは1mmオーバーサイズのHKS鍛造を採用することで、排気量は約2.7Lへとアップ。タービンはGT2530ツインで、最大ブースト圧は1.6キロに設定。このタービンをいかに効率良く回し切るか…がポイントで、コントローラーにはブリッツSBC-iDを使用。パイピングはトラスト製が組み合わされているが、これはアイドリング状態でも2つのタービンがほぼ均等に回ろうとするほどの抵抗の少なさを重視したものだ。

リバーテック仕様のサージタンク。純正では絞り込みがきつく抵抗になっているインマニへの通路部分を肉盛りした上で成型。吸入効率を大幅にアップさせている。スロットルは純正6連からインフィニティQ45用シングルに変更済み。

また、Q45の90φでシングル化されたスロットルや、容量自体はそのままにインマニ部分の口径を適正化させたワンオフ加工のサージタンクで吸入効率をアップさせている点も見逃せない。燃料系統はインジェクター容量を660ccに、ポンプはサード製を2基がけで使用。

マフラーは絶版のニスモのヴェルディナを装備する。

リヤバンパーから覗くオーバル形状のテールエンドが特徴的なマフラーは、ニスモのヴェルディナ。サウンドはレーシーだがRB26らしさは全く損なわれていない。

足回りはオーリンズDFV車高調を軸に構築。アームもフルで調整式に変更されている。

足回りはオーリンズDFV車高調で、フロント16kg/mm、リヤ14kg/mmのスウィフト製スプリングを装着。アッパー、ロワ、テンションロッドなどフロントは各アームをイケヤフォーミュラの調整式ピロボール仕様とした他、ロールセンターも変更されている。

リヤはアッパーのみクスコの調整式ピロに。ロワ側はニスモ製を装着。ドラッグ、サーキットの両刀使い仕様ということで、よりきめ細やかなセットアップに対応するためだ。

サーキット走行のみならず、一般道においても660psという大パワーを着実に受け止めるべく、キャリパーは前後ともフェラーリF50タイプのブレンボに換装。大径のディスクローターはV36スカイラインの純正品がベースで、スリット加工を施す。

駆動系はハイキャスをキャンセルした他、アテーサE-TSのクリアランスを調整。LSDはフロントがトラクションアップを狙ったATSのカーボン、リヤはOS技研製を組み込む。メンバー類はノーマル。ミッションはシーケンシャルを使用していた時期もあるが、現在はストリート用にOS技研の3速クロスに変更。

ホイールはボルクレーシングTE37SL(10J×18)で、タイヤにはアドバンネオバAD08R(265/35-18)をセットする。

タイヤはストリートから走行会レベルまで対応した高性能ラジアル、アドバンネオバAD08Rを選択。サイズは前後とも265/35-18。ホイールは軽量・高剛性のボルクレーシングTE37SLだ。

エクステリアは、自作のフロントアンダーフロアカバーにハセミスポーツのサイドステップというシンプルな構成だ。

残念ながら、オーナーは多忙のため走行会等のイベントに参加する機会はなかなか得られないようだが、車重を感じさせないフレキシブルなパフォーマンスは、街乗りでも十分堪能できるものだ。

●取材協力:リバーテック 福岡県郡那珂川市後野2-7-16 TEL:092-954-3040

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リバーテック
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