「4代目デミオは最高のチューンドベースだった!?」ECU+ビッグスロットルだけで走りを激変させる匠の技に迫る

ECU+ビッグスロットルでDJデミオは走りが激変する!

6速MTが存在する4代目デミオの可能性

「4代目デミオの何が良いって、まず6速MTモデルがラインナップされていること。そして車両が安いことですよね。無理しないで誰もが楽しめるベースです」というのは、N-TEC広島の吉田代表。

どちらかと言うと日産車のイメージが強いショップだが、 ファクトリーの立地がマツダの本拠地ということもあり、本格的なマツダ車チューンの展開を決意。そして、その第一段として選んだのが4代目デミオだった。

デビュー当初は、ディーゼルモデルが走りも良いともてはやされた4代目だが、吉田さんが選んだのはガソリンモデルの15MB(156万円)。これは前述のように6速MTという走り重視のモデル設定があることと、ディーゼルはチューニング(特にECU系)を進めると、スラッジの問題などで中長期的なトラブルの可能性がぬぐえないことが分かっていたからだ。

チューニングプランは現実的かつライトなものだ。エンジンはノーマル形状の高効率エアクリーナーをセットした上で、オリジナルのM-GT60キットを投入。これはビッグスロットル(50φ→60φ)と専用ECUのセットメニュー(16万5000円)なのだが、モッサリしているデミオにキビキビとしたスポーツマインドを注入することができる。実際の体感効果も高いそうだ。

なお、キットのスロットルは純正ではなく完全な専用品となる。また、ECUセッティングを必要としないM-GT55キット(6万7980円)も用意され、こちらも相応の効果が体感できる。

足回りも、純正サスはスポーツ走行にサーキットに向かないため、独自のパーツを開発しながらセットアップ。車高調はオリジナルのジョーカーGT-M(F12kg/mm R10kg/mm)を装備し、さらにリヤにはオリジナルのキャンバーシムを使ってネガキャンを約2度に設定。車高ダウン時のアライメントを適正化している。

ブレーキも純正の唐突感があるフィーリングを嫌い、ロードスター用ブレンボ(RF用オプション)をオリジナルの流用キットでインストール済みだ。

そしてホイール&タイヤには、ウェッズスポーツのSA72R(7.0J×17+38)とポテンザRE-71R(215/40-17)の組み合わせ。純正の185/65-15とは比較にならないビジュアルと、コーナリングフォースを手に入れている。

岡山国際サーキットでのラップタイムは2分01秒876(オーナードライブ)。そんな数字を聞くだけで、このデミオがどれだけ速くて遊べるクルマなのかは理解できるはず。スイスポばかりに注目が集まりがちなコンパクトシーンだが、探せばまだまだ可能性を秘めたチューンドベースはあるというわけだ。

●取材協力:N-TEC広島 東広島西条町田口2819 TEL:082-437-4200

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