「戦闘力はもはやGT-R以上か!?」 チューナーの技が光る550馬力の超速ステージアに迫る!

RB25改2.7L+ツインターボで550馬力を発揮

サーキットも楽しめる快速ステーションワゴン!

ゼロヨン8秒台を狙うゼロヨンユーザーのマシンメイクを手掛ける一方で、ハードチューンで培った豊富な知識やノウハウを活かしたストリート仕様の製作にも積極的。まさに、RBチューンの全方位を網羅するプロショップ“エンドレス”は、RB26はもちろんのことRB25のチューニングにも精通していることで知られる。

とくに面白いのが、以前から取り組んできたRB25のツインターボ仕様だ。エンジン本体はノーマルのまま、RB26純正タービンをツイン装着することにより、0.5キロのブースト圧で350psを発揮。低速域ではノーマルと同等の曲線を維持しながら、高回転域で大きなパワーアップを実現する。

さらに、RB25後期となるNEOストレート6では、可変バルタイ機構のNVCSを最大限活用しているのが最大のトピック。F-CON VプロなどでNVCSの作動ポイントを変更することで、強烈な加速感が演出できるようになる。

今回紹介するWGNC34ステージアも、NEOストレート6搭載モデルをベースにツインターボへ発展させた1台。普段はファミリーカーとして活躍するが、ミッションはATからER34純正5速MTに載せ換え、オーナーは定期的に走行会に参加するスポーツ派だ。

パワーは欲しいけれどシングルタービンでサイズアップすると、低速域が扱いにくくなることを懸念。「サーキットではアクセルワークに対して敏感に反応するレスポンスの良さがタイムに直結する」と、ツインターボを選んだそうだ。

当初はノーマルエンジン+RB26純正ツインターボ仕様で、中間域のパンチ力にも高回転域のパワーにも満足していた。ところが、次第にRB25の限界を求めるようになり、チューニングはどんどんエスカレート。気がつけば、ブロックこそRB25を使っているが、RB26純正クランクやHKSのピストン&コンロッドなどを組み込んだ2.7Lへと大幅に進化!

同時にタービンもニスモのツインへとグレードアップ。排気量アップによるトルク増大に加え、ピストン変更で圧縮比を下げたことでハイブースト化が可能になり、見事に550psもの大パワーをマークするまでに成長した。

制御を司るF-CON Vプロは長くバージョン3.1を使っていたが、サービスが終了したのを機に、最新のバージョン3.4に入れ換えた。処理速度が速くなり、外観も一新されている。

インタークーラーは大容量のトラスト・スペックR-HGタイプ29を選択。パイピングは車両に合わせて製作し、フロントバンパーの一部にも加工を施してインストールを実現させた。

サージタンクを大容量のオリジナルに変更する際に、メインインジェクターも720ccへと容量アップを図った。また、燃料ポンプもRH9オリジナルの大容量タイプへと交換されている。

サーキット走行を前提にブレーキも強化済みだ。キャリパーはフロントをアルコン4ポット、リヤもBNR34純正ブレンボに変更。ローターも355mm+350mmのディクセルV36用に交換している。

場所によってはGT-Rすらも喰える戦闘力を秘めたステージア。オーナーが狙った通りの、超快速ステーションワゴンが完成したのだ。

●取材協力:エンドレス 神戸市西区岩岡町古郷字南場960-8 TEL:078-969-2555

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