「プロボックスにヴィッツRS TRDターボのエンジンを移植した過激仕様!」もはや働くクルマの面影はゼロ・・・

実測180馬力でサーキットをカッ飛ぶ快速プロボックス

JPSC(全日本プロボックス・サクシード選手権)攻略車両!

岡山県に店舗を構える“ハートアップワールド”が、JPSC(全日本プロボックス・サクシード選手権)参戦用に製作したデモカーの登場だ。

注目は心臓部。「戦闘力アップにはターボしかない!」と考え、中古のヴィッツRS TRDターボを購入して1.5Lターボエンジンを換装したのだ。

さらに、インタークーラーはトラストのジムニー用キットを流用。横長コアなので、この位置にセットすればラジエターの冷却性能を大きくスポイルすることはない。ちなみに、ターボ化に合わせてラジエターもヴィッツRS TRDターボ用を装着。

メインECUはカプラーオンでエンジン制御が可能なヴィッツRS TRDターボ用を使用。そこにトラストのeマネージを組み合わせて燃調や点火時期をセッティングしている。

これで最大ブースト圧0.8キロ時にローラー式シャシダイ計測180ps(純正150ps)をマーク。駆動系にはOS技研のメタルツインクラッチとスーパーロックLSDが組み込まれ、そのパワーを受け止める。

足回りにはブリッツのダンパーZZ-R車高調が組まれる。バネレートは前12kg/mm、後10kg/mm。テストやJPSCへの参戦を通して辿り着いたセッティングだ。

サスペンションをより効率よくストロークさせるため、MSGアクティブのフロントストラットブレースやリヤロワブレースなども組み込まれる。

ブレーキはフロントにプロボックス純正よりサイズが大きい、ヴィッツRS TRDターボ用キャリパー&ローターを移植した。パッドはプロジェクトμが組み合わされる。

室内も攻撃的。追加メーターはデフィ製で、ダッシュボード中央に水温、油温、油圧計、メータークラスター内にタコメーター、ダッシュボード右端にブースト計が備わる。ステアリングはMOMOのディープコーンタイプで360φだ。

ブースト圧はブリッツSBC-iカラーで制御。フルカラー液晶を搭載し、デジタル、アナログ、グラフなどでブースト圧を表示できる他、車速やエンジン回転数によってブースト圧を切り替えるマップ制御機能も搭載される。

シートは、ブリッドディーゴIIライツをベースにしたハートアップオリジナル。背もたれにロゴマークが入る他、赤いステッチも専用となる。

ホイールは前後8.0J×16+30のワークシーカーEX。ディスクはボディカラーと同じゴールドでコーディネイトされ、切削リムが足元を華やかに演出する。

ボディはレッド&ゴールドの2トーンでオールペン。リヤバンパーもボディ同色で塗装され、リヤ周りの雰囲気を大きく変えている。「エアロは前後スポイラーがMJ-JAPAN製、サイドステップは買った時から付いていたのでメーカー不明です」と佐藤さん。

プロボックスでよくぞここまで…と感心してしまうが、JPSCにエントリーしている車両はどれも“変態”仕様ばかりだったりする。その辺りは改めて紹介していこうと思う。

●取材協力:ハートアップワールド TEL:086-722-0310

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