「学生時代から憧れ続けたFC3Sと共に」プライベーター魂が炸裂しまくりのC7ターボ仕様!

RE雨宮GReddy.1を目指してエクステリアを構築!

タービンにあえて当時モノのIHI製C7を組んでいるところがマニアだ

オヤジ世代のチューニングフリークには涙ものの、グッドルッキングなFC3S。オーナーはREオーナーズクラブ「RE Evolution」の会長で、学生時代から憧れ続けた後期型アンフィニIIIの極上車と数年前にめぐり逢い、20年以上乗り続けてきたFD3Sから乗り替えたという。

特徴的な固定式ヘッドライトなどから分かるように、目指しているのは1989年の東京オートサロンで話題を独占した「RE雨宮GReddy.1」。しかしあえてフルレプリカとするのではなく、FD3S用のRE雨宮製ディフューザーやユーラス製の15シルビア用フロントアンダースポイラーを加工装着し、サーキット走行で必要な空力と個性を追求している。

JSS仕様のルーバーダクトが設けられたボンネットやサイドステップ、ディフューザー、GTウイングもRE雨宮で統一。フェンダーは前後共フォーサイト製でフロントが60mmワイド、リヤが35mmワイドの設定。これにより9.5J+12のボルクレーシングTE37SL&255/40-17サイズのタイヤを飲み込んでいる。

ちなみにブレーキは、FD3S用のGReddy6ポットキャリパー+330mmローターを流用してストッピングパワーを強化。LSDにはクスコのタイプRSを奢る。

ECUチューン以外の作業は基本的に全てDIYで行なっているというパワー系も、オーナーの拘りが満載だ。心臓部の13B-Tエンジンはサイドポート拡大加工が施され、タービンは当時流行したIHIのC7をチョイス。電装系が弱いFC3Sということもあり、オルタネーターはFD3S用を移植するなど弱点対策も抜かりなし。制御はパワーFCだ。

7点式ロールケージにレカロSP-GT2フルバケ、大型タコメーターにNASCARネットなど走りに特化したインテリアも素晴らしいコンディション。現在はナンバーを切ってサーキット専用としているが、再び登録することを検討中だという。

「C7タービン+パイピングが長い前置きインタークーラーの仕様は、パワーバンドを外したらおしまいっていうほどのドッカン特性なんですが、その分うまく操れた時の満足度が病みつきになっちゃうんですよね。最新タービンでVマウント仕様などにすれば乗りやすくて速いのは分かってますが、FC3S全盛期のパーツってのも拘りなんです」とのこと。

学生時代から四半世紀以上の想いを実現させて謳歌するFC3Sとのチューニングカーライフ。パーツチョイスまで含めて素敵すぎる!(OPTION CARAVANより抜粋)

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