「ターボ化&フルバケ装備の仰天エスティマ登場!」サーキットを走る快速ミニバン!?

子供ができてミニバンに・・・でも走り屋魂は捨てられず魔改造!

チャイルドシート付き6人乗りで登場

「若い頃はバリバリのチューニングカーに乗っていたけど、結婚して子供ができたから家族で乗れるミニバンに乗り替えて引退…」なんて話はよく聞くが、どうしても当時の情熱を捨てきれず、家族のために買ったミニバンをチューニングしてしまうのは走り屋の性。

もう1台、普段乗りのVOXYを所有していることを良いことに、購入からわずか3年でターボ化まで敢行してサーキットを全開で攻められるチューンドに仕上げてしまったのが佐藤さんのエスティマだ。

タービンはレガシィ用のIHI RHF5を使い、配管の取り回しはワンオフで製作。ECUにトラストのeマネージを採用して最大ブースト圧はコンマ7キロに設定。これにより、2AZ純正の170psから220ps+αまでパワーアップしたそうだ。

ブローオフバルブの配管はなんと市販の耐圧ホース! 手作り感あるメイキングだが、これでも漏れてないのでOKとのこと。狭いエンジンルームゆえタービンの置き場所も限られていて、遮熱板で対策しているものの周辺の補機類に影響が出る部分もあるとか。

エンジンルームに負けじとインテリアも強烈。ブースト計や水温、油温計、タコメーターをアタック中に見やすい位置にレイアウト。さらにステアリングをMOMOのドリフティングに変更するなど、雰囲気は完全に本気系チューンドだ。

ドアを開けると、真っ赤なフルバケとチャイルドシートが…。非常にシュールな絵である。車両購入からしばらくはセミバケ仕様だったそうだが、ホールド性を求めてAARのフルバケをアップガレージで入手した。

実際にミニバンで攻めた走りをすると、最も感じるのが開口部が大きいボディゆえの剛性不足。そこでトランクにピラーを繋ぐバーを追加。これが効果絶大で、段差を乗り越えるシーンでも違いが分かるほど剛性感が増したそうだ。

気になる足回りはフロントにビルシュタイン、リヤにHKSのダンパーとエナペタルのスプリングという組み合わせ。ブレーキはトラストの4ポッドシステムを投入して重量級ボディを受け止める。ホイールも19インチのワークエモーションT5Rで抜かりなくドレスアップ済みだ。

取材時は、奥様と4人の子供を合わせた6名乗車で登場。せっかくの機会なのでご家族に乗り心地を聞いてみると不評の声が…。「ですよねぇ」と思いつつも、よく考えたらこれだけチューニングを理解してくれる家族は貴重だ。ぜひ、これからもパパの趣味を広い心で許してあげてほしいものだ。

TEXT&PHOTO:Miro HASEGAWA
EVENT DATA:W-Option JAMBOREE(2019.10.6)

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