「キミはZERO-Rを知っているか?」世界最高性能を目指したHKS製合法コンプリートチューンド!

270km/h巡航を実現するために海を渡って開発!

チューニングの概念を変えたHKS渾身の作

『欧州スーパースポーツを超える性能』というコンセプトのもと、HKSが2年(1989年〜1991年)という長い歳月を費やし創造した、BNR32ベースの究極チューンドコンプリート。それがZERO-Rだ。

目指したのは「270km/hでの高速巡航、そして300km/h以上の最高速」。しかも保安基準の範囲内で、だ。それを実現するために、開発車両はドイツのニュルブルクリンクで最終テストを行った後、アウトバーン(ドイツ)〜アウトストラーダ(イタリア)〜オートルート(フランス)を経由して、スペインのバルセロナを目指すという総距離2000kmにおよぶ壮大なヨーロッパ大陸ツーリングを敢行したのだ。

ちなみに、ZERO-Rは1994年に満を侍して市場に投入(10台限定)されたが、バブル景気の崩壊&1600万円という価格がネックとなり、販売台数は2台に留まったという悲しい歴史があったりする。

細部を見ていく。特徴的なエクステリアは、空力を徹底追及したZERO-R専用モデルのエアロパーツで武装。超高速巡航を想定し、フロアのフラットボトム化まで果たされている。

燃料タンクはリヤシート下へと移設し、重量バランスを改善。この燃料タンクの移設によりリヤのディフューザー化や、マフラーのデュアルレイアウト化が可能となり、結果として排ガスや排気音の抑制にも繋がったという。

完全2シーター化されているのもZERO-Rの特徴。スピードメーターは360km/h、タコメーターは1万rpmまでスケールが刻まれる。

ステアリングやスカッフプレートにはZERO-Rのロゴが入る。

そして心臓部。初期はTO4Eタービンをツインで搭載し、負荷に応じてシングルorツインと駆動を切り替える独自のシーケンシャルツインターボ仕様(423ps)を構築していたが、取材車両はHKSテクニカルファクトリーの手によってアップデートを敢行。Vカム+GT2530ツインターボによる600ps仕様としている。

ホイールはレイズのプログレッシブME(18×9.5J+22)で、タイヤにはミシュランパイロットスポーツ(245/40R18)を組み合わせる。ブレーキはブレンボGTキャリパーシステムを奢る。

ピークパワー至上主義が主流であった当時のチューニング業界に総合性能主義を提唱し、日本のトップチューナー達に大きな影響を与えた1台である。

●問い合わせ:グローバルオート 大阪府堺市美原区黒山166 TEL:072-363-6666

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