「スポーティだけど純正よりマイルド?」GPスポーツ渾身の車高調がZN6型86の完成度を高める!

DG-5とGPスポーツがタッグを組んで開発した車高調!

純正の過敏さを抑えて場面を選ばず乗りやすい挙動を実現

スポーツカー向けのチューニングパーツを精力的に展開する“GPスポーツ”。車高調は、ストリートユース向けにコントロール性と乗り心地を追求した「Gコンサスペンションキット」と、ワインディングやサーキットでの軽快感を狙った「Gマスターサスペンションキット」の2種類をラインナップしている。

その中で今回紹介するのは、ハイエンドサスペンションメーカー“DG-5”とのコラボで誕生とした「ジーマスタープレミアム」。全長調整式で減衰力32段調整の単筒式モデルだ。

スプリングは、しなやかさに定評のあるスウィフト製をセット。バネレートはフロント8kg/mm、リヤ6kg/mmの組み合わせだ。

街乗りでの快適性とスポーツ性能、さらにトラクションアップも考慮し、リヤにはヘルパースプリングを装着。

一部車種を除き、キャンバー調整機能付きのピロアッパーマウントを標準採用。ピロボールには高耐久&高精度なミネベア製のものを使用している。

強い入力を受けるロワブラケット部分にはリブを追加。その他の部品も、高精度NCマシンによる削り出し部品を使い耐久性を確保する。

今回このサスペンションを試すのは、レーシングドライバーの谷口信輝選手。ワインディングでの走行を想定して、群馬サイクルスポーツセンターでのアタックを行なってもらった。

なお、GPスポーツではサスペンションだけでなく、アーム類まで含めたトータルセットアップを推奨している。そのため、テスト車両はリヤを中心にアームやロッド類をセット。ZN6型86はショックのストロークが短くて足が動きにくい傾向にあるが、トラクションロッドの取り付け位置変更など総合的にチューニングを進めることで、しなやかに動く足を実現している。

試乗を終えた谷口選手は「フロントがグイグイ入っていくようなクイックな感じではなく、フロントをきちんと入れてあげればスッと曲がっていく味付けになっている。弱アンダーステア傾向だから安心してドライビングできるのが良い。トータルで走りに安定感があるから、長時間乗っていても疲れない足回りと言えるんじゃないかな」とコメント。ワインディングにおける実走テストにて、その高い安定性を評価した。

86/BRZ用のGマスタープレミアムの価格は31万6800円。GPスポーツではこの他、国産車30車種以上に向けてラインナップを展開している。前述のように、GPスポーツでは足回りのトータルセットアップを推奨しており、アーム類も幅広いアイテムを展開中。愛車のフットワークに不満があるユーザーはぜひ一度ラインナップをチェックしていただきたい。

●問い合わせ:GPスポーツ:新潟県三条市須頃3-161 TEL:0256-31-3333

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