「USホットロッドを演出する近未来シビック!?」エアサスはもちろん電動可変バンパーまで搭載!

4回もの仕様変更を経て辿り着いたホットロッドスタイル!

アメリカンテイストを盛り込んだ個性派EG6

オーナーの依頼を受けて、カスタムオーディオを得意とする宮城県の”ストリートモンキー”が製作した超絶魔改造EG6シビックの登場だ。

オーナーは、このシビックを手に入れて以来、スポコン風に味付けたりボディサイドにバイク用のホンダマーク(←翼をイメージしたデザイン)をあしらうなど、4回以上の大幅な仕様変更を繰り返してきた。

元々、US系のメイキングが大好きだったこともあり、アメリカのチューニング雑誌やインターネットで情報収集しながらカスタムを敢行。そうして辿り着いたのが、リヤに20インチのクロームホイールをブチ込んだ近未来型のホットロッド風スタイルだった。

エクステリアは、グランドデザイン製エアロをベースに大加工しているが、フロントバンパーはリモコンスイッチで前方にスライドするギミックを搭載。工業用のスライドレールとアクチュエーターを組み合わせた力作なのだが、それなりに重量があるため均等にスライドさせるのが難しく、ストライカーを設けてようやくきっちり収まるように仕上がったとか。

リヤに収まる20インチホイールはバドニックの9.5J。ボトルキャップ(王冠)デザインを隠さず見せたいというオーナーの意向に沿い、リヤフェンダーは片側120mmのワイド化&約20mmのアーチ上げ加工が施されている。

足回りは、キャノーバの4輪独立エアサスを導入して着地寸前のローフォルムを実現。なお、目視は難しいが、ブレーキにはタイプR用のキャリパーを流用するなど、走りのポテンシャルアップもしっかりと実行されている。

インテリアも凄まじいの一言。ダッシュボードは、センターメーターを軸に両サイドへと広がっていくシンメトリーデザインでリメイク。さらに、巨大なサブウーファーを中央部にマウントしたり、ヘッドユニットを運転席側に配置するなど、個性を徹底追求。ビレッド製のステアリングやミラーがアメリカンムードを盛り上げる。

リヤには、セパレートスピーカー×10セット、サブウーファー6発、ミッドレンジ×4発を配備した独創的なカスタムオーディオ空間を展開。有機的なオーディオパネルも見どころのひとつだ。

リヤハッチ部に搭載された巨大なウーファーが存在感を主張する。ちなみに、このシビックはオーディオコンテストとして有名なACGのアマチュアクラスで東北1位、ファイナル3位をゲットしたほどの実力車だったりする。

ルーフも魅せる空間として活用され、ロールケージと融合させるようなデザインのY字オーバーヘッドコンソールをワンオフ製作。まさに、異なる要素が複雑に絡み合った極上のクロスオーバー仕様だ。

US系のパーツを随所に盛り込みながら、ホットロッド路線のオンリーワンカスタムを実践するシビック。オーナーの想像力には、心底恐れ入った次第だ。

●取材協力:ストリートモンキー 宮城県大崎市古川稲波3-2-11 TEL:0229-24-5559

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