「わずか16秒で時速300キロに到達!?」1000馬力のR35GT-R湾岸最高速スペックが速すぎる!!

市販ハイオクで1000馬力を安定発揮させる老舗ショップの技

湾岸最高速スペックの本領を発揮!

R35GT-Rの2015年モデルをベースに、フルチューンを施した“フェニックスパワー”の開発6号車。湾岸などストリートでの速さを追求しつつ、車検も通せてしまう。そんな現実味のあるチューンドだ。ガソリンも市販ハイオクを使用するなど、進化が著しいR35GT-Rのストリートチューンの可能性に挑んだマシンとも言える。

エクステリアはオリジナルのフロントマスクシステムを軸に構築。より多くのフレッシュエアを取り込めるダクト形状を採用し、インタークーラーやオイルクーラーに対して独立した経路で風を送り込めるのもポイントだ。このデモカーでは、サーキット対応の大きめなリップスポイラーをセットする。

タイヤはブリヂストンのRE-71Rで、フロント255/40-20、リヤ285/35-20をセット。ホイールは超々ジュラルミンのBBS・RI-Dのマッドブラックだ。ブレーキはアルコンキャリパーを投入。300km/hオーバーからの超高速域からでも安心して止まれる態勢を整える。

注目エンジンは、排気量は3.8Lのままヘッドに燃焼室加工やポート研摩を施し、JUNのハイカムをセット。腰下はノーマルだが、大パワーに備えてオリジナルの鍛造ピストンやH断面コンロッドを組み込んだ。圧縮比は9.0だ。さらにトラストの大容量サージタンクやRH9の1300cc対応インジェクターをセット。オリジナルのTD06SH改27Zタービンをドッキングすることで、最大ブースト圧1.8キロ時に1037psを発揮する。ECUデータの最適化はECU-TEKで行う。

インタークーラーはトラスト最大のタイプ29コアを使用。オイルクーラーは純正クーラー+オリジナルの2基掛けだ。DCTクーラーもフロントバンパー内に移設することで冷却効果を高める。

マフラーはRH9のフルチタン。優れた排気効率を実現するメイン100φモデルを使用する。ただし音量は意外にジェントルだ。リヤディフューザーもオリジナル。今回はドラッグの低減を狙い、ウイングも純正に戻してアタックに挑んだ。

「同じ1000psでもひと昔前とはパワー特性は全く違いますね。最新のECU-TEKは進化が著しく、データが細かく詰められる上にパラメータも多彩になった。その恩恵もあり、瞬間的に1000psが出るのではなく、5500rpmくらいからずっと1000psを維持できるのが魅力です」とフェニックスパワーの横山代表。

GR6ミッションは純正のまま。クラッチ&ギヤ強化に頼らずに、プログラムの最適化やDCTクーラーの移設で121kgmに達する大トルクを受け止める。最新のミッションECUデータを掌握し、ローンチスタートが使用可能となっているのもトピックだ。

このスーパーチューンドの実力を測るべく、ゼロスタートから時速300キロまでの到達時間を計測したところ、わずが16秒69で300キロに到達! とんでもない加速力を見せつけたのだ。

アタックを担当した飯田章選手は「ローンチを使って8000rpm近くまで回したけど、2速から3速にシフトアップした時にクラッチが滑っちゃったけど、それでも16秒6だから凄いよね。快適ストリート仕様でこのタイムは驚異的。R35GT-Rの潜在性能の高さを見せつけられたよ」と興奮の色を隠せない様子。

谷田部最高速全盛期から第一線を駆け抜けてきた老舗ショップの技術力は半端ではないのだ。

●取材協力:フェニックスパワー(京都店) 京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37−2 TEL:0774-48-1157

「愛車の腹下を覗こう!」日産GT-R前期(R35)編

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http://www.phoenixs.co.jp

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