「これぞ武闘派ジムニーシエラ!?」ボルトオンターボで武装した本格派ダート仕様に迫る!【東京オートサロン2023】

天神山カップでチャンピオンを獲得!

自社パーツをふんだんに盛り込んで軽量化も徹底

このやる気に満ち溢れたJB74型ジムニーシエラは、名門“ショウワガレージ”が製作したコンペティション仕様。神奈川ダートトライアルシリーズ2022(天神山カップ)の第2戦、第3戦、第5戦に参戦し、その全てで優勝を飾った絶対王者でもある。

エクステリアはオリジナル製品でフル武装。構成は、フロントバンパー、スキッドプレート、フロントグリル、リヤバンパー、カーボンボンネット、リヤウイング、ナンバー移動キット、各種ランプ等だ。

アイライン効果を持たせたフロントグリルは新作。荒目のルーバーフィンまで含めて、ジムニーシエラの顔付きを攻撃的に演出する。

心臓部にはトラストのボルトオンターボキットをインストール。タービンはK15Bエンジンに最適なアクチュエーター式のTF035HL-14GK(6cm2)だ。レイアウトは非常に秀逸で最初からターボエンジンであるかのような仕上がりを誇る。

足回りは、開発段階からテストに協力していたというオーリンズのジムニー専用ショックアブソーバーで車高を2インチ(50mm)アップ。オフロードコースでのクルマの大きな傾きや、急激な荷重の変化に対応するためのストローク量を確保するのはもちろん、リフトアップによる腰砕け感を無くすため、バネレートにも拘った。

アーム類も前後ともラテラルロッドを調整式に、トレーリングアームやリーディングアームも強化品にそれぞれ交換するなど、同社のノウハウの詰まった製品がふんだんに盛り込まれている。

ホイールは、ショウワガレージオリジナルのTYPE-M(6.0J×16±0)で、タイヤにはオープンカントリーR/T(235/70-16)を組み合わせる。

オフロード走行では、激しい衝撃が襲ってくるシーンも多い。そのため、レカロのプロレーサーRMSとプロドライブ6点式シートベルトでガッチリ固定する。追加メーターはデフィ(ブースト計、油圧計、水温計)で統一。

キャビン後部は隔壁を設けて別スペース化。室内を覆い尽くすロールケージは、サイトウロールケージの6点式+リヤクロスバーだ。

戦うために育て上げられた武闘派ジムニーシエラ、魅力的にもほどがある!

TEXT&PHOTO:Daisuke YAMAMOTO (山本 大介)
取材協力:ショウワガレージ TEL:0568-56-2311

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