「何もかもが規格外すぎる!」世界を騒がせたFD3Sベースの現代版シルエットスタイルに迫る

スーパーシルエットシリーズ第3弾!

全長は1メートル近いロング化を敢行

スーパースポーツにワークスフェンダーを組み合わせた“掟破り”のスタイルで、停滞しがちだったエアロシーンに一石を投じた“リバティーウォーク”。ここで紹介する漆黒のFD3Sは、そんな名門ビルダーが展開する究極的ワイドボディキットシリーズ『LBシルエットワークス』の新作だ。

参考にしたのは、ポルシェがシルエットフォーミュラ用に製作したレーシングカー「ポルシェ935」。あの流麗なシルエットをFD3Sのボディで再現するべく、全長を約1メートル(取材時点では正確な計測値無し)伸ばした上で、全幅も片側70mm(推定)のワイド化を実行。コンセプトが見事に息づくレーシングフォルムを完成させたのだ。

細部を見ていく。フロントバンパーはリバティーウォークらしいエッジを際立たせた造形を採用し、現代版のトラディショナル・ワークススタイルを表現。バンパー両サイドにあるドライビングランプのクリアカバーも、完成度を高めるためにしっかりと作り込まれている。

フェンダーの上部と後端部にはダクトが設けられ、タイヤハウス内で発生する乱流を抜く設計。角の部分は丸みを帯びているものの、横方向にも縦方向にもスパンと切り落とされたような形状のフェンダーは斬新だ。

リヤフェンダーはスーパーシルエットらしさを出しつつ、FD3Sのテールランプを視認できるようにするのがデザイン的に難しいポイントだったという。片側約70mmワイドのブリスターデザインが強烈なインパクトを与えてくれる。

リヤ方向へディフューザーとともに大きく延長されたフェンダーは圧巻の迫力。これでも可能な限り実用的になるようコンパクトにデザインしたそうだ。

リヤゲートはアイローネ仕様。両端の立ち上がりからリヤウイングに繋がるラインも、シルエットフォーミュラ風を意識したポイント。

エンジン本体はノーマルだが、パイピングの鏡面化などによってショーカースタイルの美しさを実現した。

製作はドンガラのボディから始まり、トータルで4ヶ月もの期間を要したという。もちろんボディキットとして市販化(249万5900円)されており、全く同じスタイリングを手に入れることも可能。すでに複数台のオーダーが舞い込んでいるそうだ。

FD3Sベースのカスタムカーを仕上げるのであれば、見逃せないキットがまたひとつ増えたわけだ。

●取材協力:リバティーウォーク TEL:0561-51-0001

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リバティーウォーク
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