絶妙なサイズ感で機動力抜群 上質で居心地の良い車内も魅力

このサイズのモデルとしては珍しく、ガソリンとディーゼルエンジンが用意されているコンパクトSUV。

エクステリア

多くの機械式駐車場への入庫に対応する全高1550㎜のシルエットはハッチバック的だが、フェンダートリムがSUVテイストを表現する。ルーフスポイラーやマフラーカッター、アルミホイールは全車に標準装備。最小回転半径は5.3m。

もともと、乗り降りなどの所作が美しく見えるように設計された、エレガントなSUVとして誕生したということもあり、デザイン的にもとても魅力的なモデル。マツダのデザインフィロソフィ〝魂動デザイン〞の作品のひとつである。

インストルメントパネル

デビューから時間は経っているがオートホールド付きEPBを標準装備するなど機能面も進化している。撮影車のセンターディスプレイは8インチ画面だが、2024年2月以降は8.8インチの「マツダコネクト」を標準装備している。

インテリアデザインもプレミアムSUVに使われるような色合いを使っていたり、質感もかなり高いので室内の居心地の良さも高い。所有欲もかなり満たされるだろう。マツダは、良いものはいち早くお客さまの手に届けたいという信念をもつメーカーなので、年次変更として、細かい改良を加えていくこともあり、そこに加えて表皮やカラーを変えた特別仕様車などもリリースされるため、いつ買ったらいいの?なんていう声も聞こえてきたりするが、正解はピピッと来たら買うこと。出会いの大切さも教えてくれている。

居住性

発売当初はディーゼルエンジンモデルにはMTモデルが存在したが、残念ながらラインナップからなくなってしまった。しかし、ATの出来がかなり良いので、低回転域からトルクフルな力強さも味わえるし、発進加速が得意なディーゼルモデルは、ストップ&ゴーが多い街なか走行でも相性がイイ。

うれしい装備

Apple CarPlayとAndroid Autoに対応するほか、専用アプリ「MyMAZDA」を使うことでシームレスなルート案内も可能となっている。
ガソリン車に備わる「ドライブセレクション」でSPORTモードを選ぶと、アクセル操作に対して加速感が強まった走りが楽しめる。
月間販売台数     627台 (23年9月~24年2月平均値)
現行型発表    15年2月(商品改良 23年9月)
WLTCモード燃費  20.0 ㎞/ℓ ※「XD Touring」のFF車

ラゲッジルーム

ボディサイズ的にも、取り回し性の高さを活かし、威力を発揮してくれることだろう。また、全高が立体駐車場に入る1550㎜に抑えられているので、機動力の高さも抜群だ。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.158「2024-2025 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。

「2024-2025年 国産&輸入SUVのすべて」モーターファン別冊 統括シリーズVol.158|最強のクルマバイヤーズガイド【モーターファン別冊 ニューモデル速報】公式サイト

モーターファン別冊 統括シリーズ Vol.158「2024-2025年 国産&輸入SUVのすべて」/2024年4月16日発売。

http://motorfan-newmodel.com/integration/158/